今日の父は 表情が険しくて 眉間にしわが寄っていました。
話しかけても その表情は変わらず なんだか怒っているようでした。
目も すぐにそらすし
眠いのか 目を閉じちゃうし
話しかけるな ! っていう そんな拒絶を感じました。
スタッフさんが
「今日は 怒りっぽくて 食事もあんまり食べていません」と教えてくれました。
なので 早々に退散しました。 ←
先日 初めて往診医の先生の診察があったので
看護師さんに その時の話を聞くと
「往診の時は たまたま穏やかな時で・・・
でも 幻聴 幻視が多くて 落ち着かないことも多いので
向精神薬を一番少ない量で処方してもらって服用しています
それで 眠れる時は4時間くらいは眠れるようになってきたかな」とのこと
いつもは 一緒に帰る と言うのに
今日は 見向きもせずに 背中を向けて 新聞を読んでいました
その背中
と~っても 小さく見えました。
母と 入居先のホームの前で別れたのですが
もやっとして
なんだか そのまま まっすぐに家に戻る気がしなくて
ぐる~っと 大廻りして 帰りました
夕方 お惣菜を届けに行った時
母が
「今日は どうしちゃったんだろうね
あんな顔 家にいる時はしたことなかったよ」と言うので
「あれが 今のお父さんの症状なんだから しかたがないよね」と応えながら
多分 入居前 父が不穏だった時
「最近 怒りっぽいのよ」と言っていたこともあり
母に対して ああいう表情 対応をしていたこともあったんじゃないかと推測できて
でも
そういう姿が母の中に 今残っていないのなら よかった とも思えて ^^;
「毎日 何してるんだろうねぇ...
飽きちゃわないのかしら ねぇ」 と言うので
「今のお父さんは 何かをするエネルギーは無いんじゃないのかなぁ
ただただ 生きてる
そのことに使うエネルギーだけで 精一杯なような気がする
することがなくて 飽きちゃう っていうのは 健康な人の発想なんじゃないかな」
「そう ねぇ」
母と そんな会話をしながら
小さく見えた 今日の父の背中 後ろ姿が 頭から離れません
ついつい足が遠のいてしまった先々週でしたが
今日は 父の方が 遠くに行ってしまった そんな 気がしてしまいました