父のこと11 父の背中 | YUNHI My Room

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今日の父は 表情が険しくて 眉間にしわが寄っていました。

話しかけても その表情は変わらず なんだか怒っているようでした。

目も すぐにそらすし 

眠いのか 目を閉じちゃうし

話しかけるな !  っていう そんな拒絶を感じました。

 

スタッフさんが

「今日は 怒りっぽくて 食事もあんまり食べていません」と教えてくれました。

 

なので 早々に退散しました。 ←あせるあせるあせる

 

 

先日 初めて往診医の先生の診察があったので

看護師さんに その時の話を聞くと

「往診の時は たまたま穏やかな時で・・・

 でも 幻聴 幻視が多くて 落ち着かないことも多いので

 向精神薬を一番少ない量で処方してもらって服用しています

 それで 眠れる時は4時間くらいは眠れるようになってきたかな」とのこと

 

 

いつもは 一緒に帰る と言うのに

今日は 見向きもせずに 背中を向けて 新聞を読んでいました

 

その背中

と~っても 小さく見えました。汗

 

母と 入居先のホームの前で別れたのですが

もやっとして

なんだか そのまま まっすぐに家に戻る気がしなくて

ぐる~っと 大廻りして 帰りました

 

 

夕方 お惣菜を届けに行った時

 

母が

「今日は どうしちゃったんだろうね

 あんな顔 家にいる時はしたことなかったよ」と言うので

「あれが 今のお父さんの症状なんだから しかたがないよね」と応えながら

 

多分 入居前 父が不穏だった時 

「最近 怒りっぽいのよ」と言っていたこともあり

母に対して ああいう表情 対応をしていたこともあったんじゃないかと推測できて

でも

そういう姿が母の中に 今残っていないのなら よかった とも思えて ^^;

 

「毎日 何してるんだろうねぇ...

 飽きちゃわないのかしら ねぇ」 と言うので

 

「今のお父さんは 何かをするエネルギーは無いんじゃないのかなぁ

 ただただ 生きてる

 そのことに使うエネルギーだけで 精一杯なような気がする

 することがなくて 飽きちゃう っていうのは 健康な人の発想なんじゃないかな」

 

「そう ねぇ」 

 

 

母と そんな会話をしながら

 

小さく見えた 今日の父の背中 後ろ姿が 頭から離れません

 

ついつい足が遠のいてしまった先々週でしたが

今日は 父の方が 遠くに行ってしまった そんな 気がしてしまいました汗