今日は付き合って半年の記念日。
でも最近、ちょっとしたことでの言い合いが多くなってきちゃって
学校でも気まずい...
今日も折角の半年記念日なのに全然話せてない。はあ、放課後一緒にどっか行きたいけど言えないよなー。
...あ、勝利からLINEだ。
勝利
今日部活休みになったから一緒に帰らない? 13:32
え...。タイミング良すぎるでしょ何あいつ。
ってか直接言いなさいよ...。それより今授業中だし。
勝利
授業中ごめんね。
返事待ってる 13:34 既読
あ、既読付けちゃった。
いいよー。 13:34
っと。
勝利
じゃあ放課後いつもの木の下ねー。 13:34
勝利返信はやっ。めずらしいな。
ってか半年記念の事は全然触れてないなー。忘れてんのかな...
うわー何ちょっと傷ついてんだろわたしキモイキモイ。記念日覚えてない事だってあるでしょ。ってか授業集中しろ自分!あ~もやもやする。
結局放課後どこ行こうかなーとか色々考えてたら授業全然頭に入ってこなかった..
気付けば放課後。今は勝利待ち。
遅いよ...。何なのよもう。
現在の時刻16:24。どれだけ待たせるつもりなの?
勝利「ごめっ、遅くなった」
わたし「遅い。めっちゃ待った。」
勝利「ごめんってば。」
わたし「もういいよ、行こう?」
勝利「うん。」
どこに行くとも決めず、何となく歩いてるけど会話も無くて気まずい。
勝利怒ってるのかな?ちょっと近づきにくい。
勝利「ねえ、」
わたし「ん?」
勝利「何でそんな離れてんの?」
わたし「別に離れて無いけど。そっちこそ、何か怒ってんの?」
勝利「はあ?怒ってねえよ。そっちだろ怒ってんの」
わたし「怒ってないよ。」
勝利「怒ってんじゃん」
わたし「怒ってないってば、」
勝利「ふーん、そう。」
何それ。意味分かんない。
勝利のばーか。
また言い合いしちゃって気まずいまま、何と無く電車乗って、何と無くいつも降りる駅で降りて、何と無くいつもの大型ショッピングモールへ。あー、もう5時ちょっと過ぎてるー。
勝利「とりあえず飯食う?」
わたし「いやいやご飯は早いでしょ、腹減ったの?」
勝利「減った。ちょおおおおお腹減った!」
わたし「仕方ないな...じゃあいいよ先ご飯で。」
勝利「っしゃ!」
わたし「勝利の奢りね、よし行こう!」
勝利「は、ちょ、え?待っておご、まじk((」
何かごちゃごちゃ言ってる勝利はスルーして安定のサ◯ゼへ。
勝利「まじで俺の奢りなのー?ねーまじでー?」
わたし「サ◯ゼぐらいすっと奢れよ」
勝利「は。ひど。」
わたし「大丈夫わたしは腹減ってないからそんな食わない。」
勝利「ならいいけどさあ...って良くねえよ!」
ピンポーン「ご注文お伺いします」
わたし「じゃあわたしミ◯ノ風ド◯アとパフェとドリンクバーと唐揚げとポ(」
勝利「待て待て待て待て、食い過ぎ」
わたし「は?まだまだ全然足りないんですけどー」
勝利「俺破産するから!やめい!」
わたし「冗談だよ唐揚げとポテトは食べないから♡」
勝利「それでも十分だろ...」
わたし「奢るって言ったんだからちゃんと奢ってよー(✌'ω'✌)」
勝利「パフェ無しで」
わたし「え!!パフェが重要でしょ!!」
店員(なんだこいつらうぜえ)
色々あったもののドリアとドリンクバーだけにされました。わたしのパフェ...
腹いせにドリンクバーがぶ飲みしたった(✌'ω'✌)
勝利に止められたけど気にしなーい♩
食べ終わってからぶらぶらとウィンドウショッピング。もちろんサ◯ゼは勝利の奢り~\( ˆoˆ )/ご馳走様です
あ、!ディズニーストアだ!
ドナルド~\( ˆoˆ )/♡
勝利「ほんとディズニーすきだよね◯◯。」
わたし「うん!あああまたディズニー行きたいなー。」
ディズニーストアではしゃいでたら結構時間経っちゃったなー。
...あ、やばいお腹痛くなってきた。さっきのドリンクバーかな。やっぱ飲みすぎたな..
勝利「大丈夫?ちょっと顔色悪い」
わたし「あー、ちょっと飲みすぎちゃってお腹痛くなってきちゃった。」
勝利「ほら、やっぱ飲み過ぎじゃん。いいよ、トイレ行ってきなよ」
わたし「ごめんね、ちょっと行ってくる。適当にぶらぶらしといて..」
勝利「うん」
あー、悪い事しちゃったなー。
とりあえずささっさとトイレ出よ。
わたし「いやー、勝利ごめんねー。」
勝利「ん、大丈夫。今日は帰るか」
わたし「え、あうん。」
もうバイバイかー、早いな。
あ、半年記念日の事結局言えなかった..。
そのまま電車に乗って、お互い特に話すこともなくわたしの最寄り駅に着いてしまった。
ちなみに勝利は2個先の駅が最寄り駅。
わたし「じゃ、また明日ー。」
半年記念を気にするとか女々しかったな、うん、そう思うことにしよう。
勝利「あ、待って!」
わたし「え?」
(ドアが閉まります、ご注意下さい。)
勝利が電車降りてきた。
わたし「なに?どした?電車行っちゃったよ?」
勝利「電車なんてまた来るし、歩きでも帰れるから大丈夫。」
わたし「そう、。」
勝利「..あのさ!今日何の日か覚えてる?」
わたし「え、?」
勝利「今日、俺たちが付き合って半年の記念日。...もしかして、忘れてた?」
うそ...覚えてたんだ。
勝利「だからこれ、はい。」
勝利から渡されたちっちゃい袋。
勝利「あけてみ?」
そこには、
わたし「..!ディズニーのチケット!」
勝利「ずっと行きたいって言ってたじゃん?奇跡的に部活無い日が1日あったからさ、一緒に行こ?」
わたし「行く!!ありがとう、すっごい嬉しい!」
勝利「何か今日ちょっと不機嫌そうだったから渡すの遅くなっちゃった、ごめん。喜んでくれたなら良かった」
わたし「ううん。こっちこそごめんね。勝利、最近いつの間にか帰っちゃってるし、記念日覚えてないと思ってた。」
勝利「それで不機嫌だったの?はあ、なんだー、ごめんごめん。実は内緒で用意したくてバイトして...あ!これ先生には黙っといて!」
わたし達の学校はバイト禁止。
わたしの為にそこまで...
わたし「ほんとに嬉しい...ありがとう勝利。」
勝利「うん、ディズニー行くの楽しみだね」
わたし「うん!\( ˆoˆ )/久々に勝利大好きって思った\( ˆoˆ )/♡」
勝利「ちょ、それどういう意味?笑」
...本当は休み貰う為に顧問の先生に怒鳴られながら頭下げたのは俺だけの秘密。
...end
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