母には3人姉がいて、
2番目の姉とは仲良くしていた。
買い物に一緒に行ったり、
お出かけしたり。
伯母は、苦労した人で
旦那さんがギャンブルで借金を繰り返し、
最終的には離婚し、仕事を始めて子供を育てた。
その伯母が、母が認知症になった時は
寝れないくらいに落ち込んだ様だけど、
電話で私に
「えっちゃん(私の母)は、今まで幸せだったから
早くに認知症になってしまった。
人の幸せは平等だとつくづく思う」
と言う。
伯母はそう思って
なぜ妹が認知症になってしまった
のかと言う自分を納得させる答えを
出したかっただけと思うけど
言われた方は納得がいかない。
母の幸せは、母が努力して成し得たものだと
思う。父と二人で夜遅くまで仕事をしていた。
お金に余裕ができた頃にも贅沢せず、
質素に生活をしていた。
ラッキーで得たような言い方はやめてほしい。
でも、伯母とは違って
母は父を尊敬し、父が自慢だった。
そういう人と出会えた縁という意味だけでは
ラッキーなのもしれない。
でも、その縁を繋げたのは
やっぱり ラッキーだけではないん
じゃないかな。
「人の幸せは平等」 今の私には
もう言ってほしくない きつい言葉だ。