主人がコロナになって自宅で隔離療養を
する時があった。
私と息子は何度か検査をしたけれど
陰性でうつっていなかったけれど
仕事も予備校も休み、自宅待機していた。
食事は冷蔵庫にある物で何とか
乗り切れそうだった。
いつも何気ないLINEをし合う義理の妹に
「旦那がコロナになったわ。
ちょっと油断してたわ。
軽症で自宅の別室で隔離してるねん。
私と息子は大丈夫。元気です。
義理の妹家族も気をつけてね」
「旦那、コロナになったん?軽症で良かったわ。
私ところはみんな元気よー。
コロナ増えてきてるね。気をつけるね」
そんな返事をもらった。
その日の3時間後ぐらいに、義理の妹から
携帯に電話があった。
「今ね、玄関先に食べる物置いたから
すぐに家に入れてくれる?
じゃ、もう 帰るね」
私が玄関先に出ると
義理の妹の姿はなく、
発泡スチロールの大きめの箱が
あった。大量の食材が入っていた。
車で買いに行ってくれ、我が家に届け
姿を見せず帰っていく…カッコ良すぎる
みかん、梨、うなぎ、焼肉用肉、キムチ盛合せ


ふと母を思い出す。
私が風邪を引いた時、
母はご飯とイチゴを持って
玄関先で
「大丈夫❓何かいるものあったらいいや」
っと言って帰っていく。
私の事を心配してくれる優しさは
大人になっても嬉しかった。
母のいない今は、私が風邪をひくと
主人も父も兄も
「ゆっくり休み、晩御飯は作らんでも大丈夫」
とは言ってくれるし、
優しいけど、自分たちのご飯は各々用意するが
誰一人私のご飯なんて心配してくれない。
インフルエンザになった時に主人に
「病気の私だって、、お腹空くねん」と
言って初めて 私のご飯に気がついてくれた。


