イタリアで美味しいものを食べたいけれど、どの情報筋を信じてお店選びをすれば良いのか分からない!


これは日本人旅行者・滞在者が皆持つ悩みでしょう。


美味しい本格イタリアンに溢れている日本で舌がこえてしまっている日本人は、適当な観光客用の料理では満足できない。

「○○の歩き方??うーん、食べ物情報はイマイチ信用できないなぁ・・」


そんな時、私が参照する本を紹介します。


・Gambero Rosso

 「高級料理」が食べたい人向け。

 各地の星付きレストランがごそっと載っています。

 イタリアに料理勉強に来たコックさん達はこれを買って食べ歩き、研究されている方が多かった。

 難点は分厚く重い事。


・Osteria d'Italia

 個人的に一番お勧め。

 Gambero Rossoよりもワンランクカジュアルダウンした地元感のあるトラットリアやオステリアが載っています。

 Osteriaと銘打っているだけに、ワインにこだわりを持つお店も多数掲載。

 安いお店から「日本感覚的には安め」レベルまでのお店が載っています。

 これも結構分厚い。多分イタリア語のみの出版。


・Gambero Rosso LOW COST

 2012夏、2013春の旅行はこれを参照しました。

 2012夏の貧乏旅中に購入したもので、「なるべく安く」を重視した選択。

 荷物が増える事は致命的だったので薄く軽い本を選んだっていうのもある。

 価格も10ユーロしなかった。

 食べ物価格10ユーロから30ユーロで食べられるお店のみを掲載。

 トラットリア、ワインバー、ピザ屋まで。

 上記2つ掲載店よりはもちろんランクダウンしますが、それでもいくつかリピート確実なお店も発見し、満足。


yunのブルーミントン日記


今回はそんな本から発見した、フィレンツェでリピート確実な庶民的トラットリアをご紹介。


La Casalinga

Via dei Michelozzi, 9r


昼は12時から。夜は19時から。

予約をしていない場合は開店と同時に入る事をお勧めする。


今回は夜一度、昼一度の訪問だったが、夜は19時前から店の前で人が並ぶ。土曜日の昼は地元民の集まりの予約が2時半までずーっと詰まっていた。


かなり広い店内。

La Casalinga(主婦)の名前の通り、キッチンを除くとおばちゃんコックさん達がせっせと働いている。


食べ物はどれも気取らないものばかり。

ワインはボトルもいくつか置いてあるけれど、ここは敢えてハウスワイン!十分いけます。

250ml 4ユーロ、 500ml 6ユーロだったかな。


yunのブルーミントン日記 トスカーナの前菜クロスティーニ。レバー系のパテ。

飾りパセリも何もない。素朴そのもの。



yunのブルーミントン日記 これが絶品!豚の各部分を詰めあわせて作ったハム。Sbriciolona という名前らしい。初めて知った。



yunのブルーミントン日記 やっぱこういうお店だと、リボッリータの味が気になります。

トスカーナの「貧しい」食。マメと野菜、残り物のパンで作ったおかゆみたいな料理。

美味しいオリーブオイルをかけて食べます。

yunのブルーミントン日記 ボロネーゼはとてもさっぱりとした味。こんなあっさりした見た目のものが何で美味しくなるんだろう、と思うが、謎に美味しい。



yunのブルーミントン日記 アーティチョークのタリオリーニ。優しい味。


そして。

騙されたと思って食べて欲しいのがデザート。

何の飾り気のない見た目だけれど、日本人が絶対好きになる味だと思う。



yunのブルーミントン日記 ティラミス



yunのブルーミントン日記 リコッタチーズのタルト


どちらも結構量があるけれど、全く甘すぎず、嫌なしつこさがないのでペロリと食べられてしまう。

あまり他では味わえない美味しさであった。



yunのブルーミントン日記 ここ、後日知った衝撃的な事に、何と○○の歩き方にも載ってた!!!

ちょっとショックでしたが、間違いなく美味しいのでフィレンツェで飾り気の無いものを食べたくなった時には是非行ってみて下さい。