この題名を見て意味が分かる人は相当なイタリアフリークです。


Aricciaというローマ近郊の町と、その名物であるポルケッタという子豚の丸焼き料理について。


アリッチャはカステッリ・ロマーニ地方にある小さな町。

カステッリ・ロマーニ地方の町としては、昨夏にワイナリー訪問を目的にフラスカーティを訪れたのに続き、2つ目の訪問。


ローマの地下鉄の終点駅まで行き、そこからバス(片道1.3ユーロ)に乗り換え。

アリッチャに行く目的はポルケッタを食べるためのみ・・・という何とものんびりした理由だったが、交通費はめちゃ安いのでそれもありかな、と。


バスに乗り込み、「アリッチャで降ろしてね」 と運転手に告げる。

すると、この巡回バスは数年前からアリッチャの町中には行かないようになってしまったそう。

真偽の程は分からないけれど一節によると、町中へ続く橋が崩れそうなのでバス通行禁止になったのだとか・・・。


その「橋」の麓に降ろされ、そこからエレベーターで町まで上がる。



yunのブルーミントン日記 これが、「崩れそうな橋」。本当に大丈夫なのか?!



yunのブルーミントン日記 町はこんな感じ。小高い丘の上にこじんまりあります。



yunのブルーミントン日記 「崩れそうな橋」、一応普通に車も通っている。


オフシーズンなので予想通り、町はガラーンとしている。

歩いているのは地元の人達のみ。

皆、珍しそうにオフシーズンの東洋人二人組を観察していた。


我々も地元民を観察。

町の中心にある小さな教会にはおばあちゃん達が集って何やら催し物の準備?をしている。

広場には爺様達が集い、終わりのないおしゃべり。

午前11時前位に到着したのだが、ポルケッタのパニーニ(薄く切ったポルケッタのサンドイッチ)をかじっているサラリーマン風の人や大工さん達が多く見かけられた。 ポルケッタパニーニはトラック屋台のが人気。

ポルケッタ屋さんには、ポルケッタを塊で買って帰る主婦もいて、町にポルケッタが根付いているんだなーと感じさせられる。



yunのブルーミントン日記 町からの景色。お天気が良ければきっと素晴らしいのだろうなぁ、と。 この日は生憎の曇り空だった。



yunのブルーミントン日記 さて、ポルケッタ。


辛うじて開いていたレストランで頼む。


パニーニとして食べる以外は、アンティパストの一種として食べられているらしい。


アンティパスト盛り合わせ&白ワインで軽い昼食を・・・



yunのブルーミントン日記 と思ったが、相当な量が出てきてお腹がいっぱいになってしまった。 


yunのブルーミントン日記 意外と美味しかったのがこのモッツァレラ。作りたて~って味がした。



yunのブルーミントン日記 これが切られたポルケッタ。

とても柔らかくジューシーで美味。 たまに行き当たる皮部分はカリッとしている。

中にハーブと塩を巻き込んで丸焼きにしてあるので、詰め物近くはかなりしょっぱい。


ビールでもワインでもイケる食べ物でした☆