それでは、動物編です。


イエローストーン国立公園にはバイソン、エルク、ムース、狼、クマなど沢山の動物たちが生息している。


どれだけ見れるかな~?!と楽しみにして行った。


ガイドブックによると、頻出するのはバイソンで、「バイソン渋滞」がおきる程なのだとか。

(※バッファローと記載されている事もあるが実は間違い。バッファローはアフリカに生息する生き物で、ここにいるのはバイソン。もしくはアメリカバッファローと呼ばれるもの。でも見た目はほとんど同じです。)


「バイソン渋滞」とは。

バイソンが車道を堂々と横切ったり歩いたりするため、動物優先の国立公園内では車は動物様のお邪魔にならないように道を譲り、時に停まり、ゆーっくり進まなくてはならない。よって渋滞がおこる。


というもの。


いやぁ、まーさかねー。


と話しつつ到着初日、車を走らせていた。


すると。
yunのブルーミントン日記 おや?



yunのブルーミントン日記 おやおや??


早速遭遇。

バイソン♂、お一人様がゆーったりと車道を歩いていらっしゃいました。

ご丁寧にちゃんと走行車線をチョイス。

この子、一体この一本道をどこまで歩くつもりだったのだろうか。



とにかく動物が見たい!!

という趣向の我々。

夜明けの時間帯が一番動物の出現率が高いという事で、毎朝夜明け前に起き、寒さに震えながら「動物待ち」。


yunのブルーミントン日記 寒いので全体にもやがかかっておりとても幻想的な朝日。


yunのブルーミントン日記 段々と日が昇るにつれ、もやも晴れてくる。


yunのブルーミントン日記 そんな中、浮かび上がってきたのはバイソンの群れ!ものすごい頭数です。



yunのブルーミントン日記 まだ毛色が茶色い仔牛・・・じゃなくて子バイソン。お母さんにくっつきまわってて可愛い!!!



yunのブルーミントン日記 おっぱい飲んでます。お母さんバイソンの顔が優しい。

yunのブルーミントン日記 春生れのお兄さんたちはこの様に取っ組み合いをしたり小さな角と角でぶつかり合いをしたり、やんちゃに遊んでます。



yunのブルーミントン日記 春生れのお兄さん。ちょこっと生えかけの角&まだまだ子供の顔が可愛いねぇ。



yunのブルーミントン日記 こちらは仲良しバイソンカップルの素敵ショット。片時もお互いの側を離れません。一体何をお話してるのでしょうか。

ちなみにイエローストーン出発の最終日、

「最後にバイソンの群れに囲まれに行こう」

といつものように日の出前にバイソン出現ポイントまで車を出した。

車に乗っている時に「バイソン渋滞」に巻き込まれると、車のすぐ横をバイソンが通りなかなかの迫力で面白いのだ。


行ってみたもののその日は霧が濃く、バイソンの姿が見えない。

なので一旦車を停め、声を頼りにバイソンの方へ進んでみた。

徐々に晴れていく霧。

と共に浮かび上がってくるバイソンの群れ。


「お、そろそろ写真撮れるかな」

とカメラでアングルを狙っていたその時。


いきなり群れが移動を始め、車道にいた我々の方に向かってくるではないか!!


一頭、そしてまた一頭、と車道を通り抜けて道の反対側へと移動していく。

私たちはというと、前も後ろもバイソンが通っているため、身動きが出来ない。

我々の車までの距離は約100メートル。知らぬ間に遠くまで歩いてきてしまっていた。


バイソン達に攻撃性はないものの、何が起こるか分からない。

あんな巨体にぶつかられたらひとたまりもない。。。

群れに囲まれて約5分。


「ひょっとして我々、やばいんじゃ・・・」


という考えが頭をよぎったその時。


救世主現る。


一台の車が我々の横に停車し、

「乗るか?」

と誘ってくれた。


「ありがとう!」

と乗り込むや否や、

ドドドドー!!!

と、すぐ前にいたバイソンの夫婦が我々がさっきまで立っていた場所を駆け抜けていった・・・


危機一髪。


きっとバイソン夫婦も

「ここ通りたいんだけど、あの生身の人間が邪魔だなぁ・・・」

と思ってお互いにらみ合い状態になっていたのでしょうね;


イエローストーン国立公園では、野生動物の野生を守るためにも動物に近寄る事が厳しく禁止されている。


これから行かれる予定のある方は気をつけて、例え動物の姿が見えなくてもうかつに車を出て歩かないようにしてくださいね><




さて。

あちこちで湧いている「温泉」。

硫黄の香りに釣られ、やはり入ってみたくなる人もいるのでしょう。

とある川の一部に「川湯」のような形で入れる場所があった。

皆水着で本格的に入浴していたが、私たちは足湯のみ体験しに行った時の事。



yunのブルーミントン日記 和歌山の川湯温泉を思い出す。川の水に浸かるのって気持ちが良い。


するとなんと!!!



yunのブルーミントン日記 子供と一緒に近くの草を食んでいたエルクのお母さんが「人間エリア」の上流に入浴しに来た!!


しばらくこのお母さんは川に浸かってました。

気持ちよかったんだね。

それにしてもツヤツヤしててよく肥えていて綺麗な体。

子供も一緒に厳しい冬を乗り越えられるといいね。


ちなみにエルクの雄はこんなに立派な角があります。1mにも及ぶ大きさ。


yunのブルーミントン日記


警戒心の強いクマや狼は見られなかったけれどエルクには何度か出会えたし、バッファローの群れにも囲まれたし(笑)

動物観察の楽しい国立公園だった。


最後に、番外編でカラスの子供(多分)


yunのブルーミントン日記 鳴き方が明らかに変で、妙に甘えたような声。

図体はかなり大きくなってたけどまだ子供の雰囲気を漂わせたこの子が必死で狩り中のお母さんを呼んでました。

可愛い・・・☆