今週一週間、夫は学校のゼミ合宿でサンフランシスコのバークレーに行っている。

なので私は一人でお留守番。


お留守番二日目にして事件は起こった。


消防車呼んじゃった 



・・・あ、全くもって無事です。心配ご無用。


事件のあらましは以下。


T氏が留守なのでご飯とか適当にしちゃえばいいや、楽チン♪ ってな感じで、空いた時間で色々手のかかるスイーツを作って遊んでいた私。

調子に乗って色んなものを並行して作っていたら、ついうっかり「ちょっと柔らかくしておこう」とレンジに放り込んだチョコレートを加熱しすぎてしまった><

「ギャ!!」と気づいてレンジを開けたらチョコが焦げ、煙発生。(※アメリカのレンジ、ワット数が高いのでほんの数秒で加熱しすぎてしまう)

慌てて換気扇をつけたが、アメリカの換気扇はほぼ機能しない代物なので全く役立たず。

そうこうしている間に、家中に耐え難い音量のサイレンが鳴り響いた!!


アワアワと半径50センチの円を描いて歩きまわる私。(人は何故、パニクると円を描いて歩くのでしょうね 笑)

数秒後に、「そうだ、煙探知機だ!」と気付き、マンションの管理事務所に電話する。


「あ、すみませーん。料理してたらものを焦がしちゃって煙報知器が鳴り出したんですけど、全然大丈夫なんで消してもらえますかぁ?」


みたいなね。

こっちは全く危機感ないわけですよ、だってたかがちょびっとのチョコが焦げただけだから。

家は煙臭いけど、換気が悪いアメリカのマンションにおいて肉焼いても魚焼いても煙臭くなるのは同じだし。


そしたら電話の向こうは何だかすごく慌ててるわけ。

「い、今からすぐ行くからそこで待ってて!!」


「いや、レンジでチョコ焦がしただけなんで、音止めてもらえればそれでいいんですけど。」


「そういうわけにはいかないのよっ!!とにかく待ってて!」


みたいな。



あ、そうですか? と大人しく待ってたら二分後、血相を変えた管理人と、何か制服着たオッサンがバタバタとやってきた。オッサンの制服の腕には、fire detector とか何とか書いてある。


オッサン、無線で何やら連絡しつつ、家中の窓を開けるように・・・とか指示を出す。

私は煙臭さよりも何よりも、土足で我が家に入ってきたオッサンと管理人の靴が気になり、「脱いでくれ」と言っていいものかどうか考えつつ言われるがままに窓全開にしたりなんかしてるうちに、今度は外からサイレンの音が近づいてくる。


ま・・・さ・・・か・・・(゜д゜;)


と思ったがそのまさかであった。



yunのブルーミントン日記 こーんな奴が来ちまったっ!!(※この写真は数ヶ月前に家の窓から撮ったもので、ドタバタの最中に撮ったものでは決してありません)


家の外には消防車+小型車一台。

バタバタと階段を登ってくる重い足跡。


気づけば我が家に、TVでしか見たことなかった「完全防備」の消防隊員が三名入ってきた。


火災報知機が鳴り始めてから多分5分位しか経っていないだろう。一体どっから来たのか知らないが、ものすごい速さである!!

まさに「完全防備」の彼ら。重そうな服を着てヘルメットをかぶり、ロープや色んな工具っぽいもの、さらには「窓をかち割る用?」のでっかい斧まで持って来た!!

やめてくれ。窓かち割るのだけはやめてくれ。


いやいやいやいや・・・・。

チョコ焦がしただけなんすけど・・・・。

すんません、いやぁすんません。


消防隊員の「完全防備」の靴は馬鹿でかくて重そうな「安全靴」で、歴戦の名残なのか泥だらけ。

ものすごい気になったが、さすがに完全防備の消防隊員に「靴を脱げ」とは言えず。

言ったとしたら彼らもビックリであっただろう(笑)


その後彼らは換気の確認をしたりしてすぐに帰っていったが、

残された私は床掃除をしつつ


アメリカの消防隊の素早さ

間近で見た完全防備の消防隊装備がとにかくすごかった

男2人、女1人のグループで来た消防隊が皆ものすごい美男美女だった事


に感動し、


また「チョコを焦がして消防車を呼んじゃった」という「すべらない話」を作ってしまった自分とその状況に笑いが止まらず、


この面白すぎる事件を誰かと共有出来なかったことだけが悔やまれるのであった。。。




はい、色んな人に迷惑をかけて笑い事ではないですね、ごめんなさい。今後気をつけます m(_ _ )m