Napa旅行記②です。

今回はこちらから。


・Far niente


29号線から少し西側に入った、Oakville町エリアにあるワイナリー。

今回はここのツアーを申し込んで行った。

ツアーは、ワインの作り方から教えてもらいつつ製造所を周り、地下貯蔵室なども巡り・・・最後、チーズと一緒の試飲で終わる、というもの。

S夫妻は今までワイナリーの内部を見たことがなかったようなのでツアーを一軒組み込んでおいたのだ。


Far niente とはイタリア語で「何もしない」という意味。

創業者はゴールドラッシュ時にアメリカに流れてきて運良く一山当てて大金持ちになる→しばらくヨーロッパで豪遊の旅をし、その際にイタリアとそのワインに惚れる→アメリカに戻ってきてワイン作りを始めた、

という人。血縁的にイタリアとは関係ないのだけれど、イタリアかぶれだったからこういう名前にしたんでしょうね。



yunのブルーミントン日記 入り口は非常にわかりにくい。だって、小さな看板があるだけで、あとはずーっと建物が見えないんですもの・・・。ちなみに両脇は銀杏の木。


yunのブルーミントン日記

yunのブルーミントン日記 内部はとても広く、綺麗なお庭になってました。


yunのブルーミントン日記 このワイナリーは「試飲だけ」を受け付けておらず、事前予約でツアーに参加するのが条件。 ちゃんとこんなウェルカムボードでお迎えしてくれる。


yunのブルーミントン日記 地下の貯蔵室もツアーで周る。横で作業員が品質チェックとかしてる光景も見られます。


yunのブルーミントン日記 この部屋は年代物ワインを貯蔵してある地下室。お得意様が、「~年のものが欲しい」と言ってきた際、ここから出してきて売るのだとか。 確かに自宅でワインを長期保存すると悪くなっちゃうもんね。



yunのブルーミントン日記 ひと通りワイン作りの場を見た後、通されたのはこの部屋!!


yunのブルーミントン日記 アンティークのスポーツカーコレクションです。車好きにはたまらないでしょう。・・・にしても創業者、どんだけ金を掘り当てたんだかっ!!笑


yunのブルーミントン日記 私のお気に入りはこのアルファロメオ。可愛い顔してます。


yunのブルーミントン日記 そして最後の試飲。シャルドネ二種、カベルネ二種、デザートワイン。それぞれに合うチーズを出してくる、この憎さ!!美味しさ倍増じゃないですかぁ。

しかも、カベルネはまだ若いものと、熟成が進んだ2000年のものを比べさせるというこの憎さ!!(当然、2000年のものは美味しさ倍増に感じられるが、値段も倍増 笑)


実際この2000年のカベルネは相当美味しく、T氏もやたらと気に入っていたので、当日誕生日だったT氏へのプレゼントにしました。

なのでT氏29歳の誕生日プレゼントは、何故か欲しがっていたアメフトボール(子供かっ?!)と2000年のワインです(笑)

買わなかったけどシャルドネ’08も美味しかったなぁ。


・Robert MondaviとOpus One


Far nienteの北隣と言っても良いような場所に、29号線をまたぐ形でこの2つのワイナリーは存在します。

有名ですねー。

Robert Mondaviは超大手。彼が仏のロートシルト家と合同で作ったのがOpus One。Opus Oneは日本だと3万円位するのかな?

特に興味はなかったが、T氏とS氏の学校のケーススタディで、Mondaviのビジネスモデルを検証した事があったらしく、「一応行っとかないと」的にササっと見た。。。外観だけ。。。

写真を撮って、「ほら、ちゃんと行ったよ」と学校への言い訳にするらしい。

その証拠写真。


yunのブルーミントン日記 ここは・・・巨大な観光施設でした・・・。中東系の観光客が大群で押し寄せてたかな。


ちなみに彼らのケーススタディはボストン大学で2000年に検証されたケースらしいが、

「格安ワイン~ちょっと高級ワインまで幅広くビジネス展開しているMondaviが、今後どういう路線を開拓して生き残るか」

というものだったらしい。ちょっと考えさせられますね。


一応「模範解答」的になっているのは、①BIOワイン化 ②超高級ワインを作る のどちらか、という事になっているんだって。 まあ2000年のケースなのでもはや現状には適してない答えなんだろうけど。当時は訳のわからないプレミアが付いた、「超」高級ワインが売れ始めた時代だったんでしょうね。

さて、ここはどこでしょう?


yunのブルーミントン日記 (私とSちゃんが豆粒のように見えます)




答えは、Opus Oneの敷地内  です。

Opus One、なんと、「丘」を人工的に作り、その頂上によく分からない設計の建物を立ててあるのです。

その「丘」は完璧に手入れされた芝生。。。

「丘」はかなり高く、相当目立っています。


建物の入口から、敷地の入り口までを見渡した光景はこれ。


yunのブルーミントン日記

建物入口はこんなん。


yunのブルーミントン日記


・・・ん~、何だかなぁ・・・。

非常に「ユダヤ」を感じてしまうのは私だけでしょうか。

人の趣味をとやかく言うのは良くないけれど、まぁ「ワイナリー」ではないわな 笑


ちなみにここは、試飲は設けておらず、内部で一杯35ドルでOpus Oneが提供されるそうです。。。

高っ!!


なわけで、ここでは写真を撮りつつ、ブドウ畑に侵入して残ったブドウをつまみ食いしつつ退散!!


yunのブルーミントン日記 3万円のワインを作るカベルネは甘かった(笑)



・Provenance vinyard


29号線沿い、Rutherford町にあるワイナリー。

参考にした旅行記に、「メルローがオススメ」と書いてあったので訪れてみる。



yunのブルーミントン日記

yunのブルーミントン日記

試飲は5種で$20。

白二種、ジンファンデル、メルロー、カベルネ。

重た~いカベルネやメルローを試飲する事が多かった中で、ここのはスルスルと飲める感じ。

アルコール分やタンニンが過剰でなく、気負わず飲みたい感じのワインとして私的には好評化♪

メルロー、確かに美味しかった。


ただ、対応してくれた店員の態度がイマイチで、ちょっと気を悪くした我々は何も買わずに帰る。



さ、今回はここまで。

次もNapa旅行記続きますー。