1112日~19日まで、我が母とロス→サンフランシスコを旅行した。



yunのブルーミントン日記


会ったことがある人は分かると思うが、私の母は天然記念物である。事あるごとに面白すぎるボケをかまし、人に笑われてもいまいちそれに気づいていない事も多い。

彼女に関する逸話にはキリがなく、母の隠れファンである私の友人も後をたたない。


大勢の前で挨拶をする機会があった時に緊張したのか、「○○○(苗字)ゆかでございます。」といきなり娘の名前で自己紹介。間違いに気付き、慌てて「あ、間違えました。ゆかは娘です。私はよしこです。」と訂正したり。



結婚前に、T氏のご両親が我が家にいらした際、ちょうど私がイタリア料理修行から帰国したばかりだったというのもあり、最初の会話でその話になった。「大変だったエピソード」として、それまで首付きの丸鶏を裁くのが怖かった私が、とあるレストランでのバンケット用に何十羽もの鶏の首を落とさねばならなくなり、最初は嫌だったもののそのうち慣れた、という話になった。そこで何を思ったか我が母は、


「きっと連続殺人犯も同じようなんでしょうね。一回やれば慣れちゃうのでしょうかね」


とか言い出した!もう大変、である。

まだお互い緊張しているシチュエーションにて、自分の娘をもらいに来てくれているご両親の前で、娘を連続殺人犯に例える母。T氏のお父様が慌てて


「そ、そんな、ゆかさんは殺人なんてっ・・・!!」


と必死のフォローを入れ、その慌てぶりを見て初めて自分の失言に気づいたらしい。



私の結婚前にもう一度両家で集まった際は楽しくなってしまったのか、席に着いた途端からしゃべりまくり、T氏はいつまでも乾杯の挨拶を切り出せずに往生していた。ちなみにその時の話題は、「花粉症と鼻水とその止め方」についてだったと記憶している。一応私も着物を着てきちんとし、皆も緊張している中、ヒヤヒヤものであった。



母とはよく二人で旅行に行く仲であるが、いつも意識的に/無意識で楽しませてくれる。


今回もなかなか多くのツッコミどころを残してくれたので、忘れぬうちに次の記事にて書き留めておこうと思う。