10月第三週は、T氏の通う大学院MBAコースの中間テストウィークだった。

中間テスト・・・懐かしい響きですねぇ。


T氏は会社派遣のMBA大学院生なので、就職活動のためにめちゃくちゃ良い点を取らないといけないとかそういうプレッシャーはない。

なのでまぁそこまで悲壮感漂わせている事もなかったのだが、落第しないように、一応それなりに頑張っていたようだ。

一度離職して、MBAを取った後に就職活動しなければいけない人は(一部の日本人と韓国人以外ほとんどそういうパターンなんだけど)もう、必死である。毎日深夜まで学校に残って、体調を崩しながら勉強する人も少なくない。


で、T氏においては、良い点がもらえたかどうかは謎だが、しっかりと風邪菌だけはもらってきた。

喉痛、微熱、咳。

日本から持ってきた薬は飲みきってしまったというので、風邪薬を買いに行った。


スーパーに併設されている薬局に行き、薬剤師オススメの薬を買う。一箱7ドルとかなので日本の市販風邪薬よりも安いかな。


で、こんなの。



yunのブルーミントン日記 何だこの色は。この大きさは。

絶対的に飲みたくない感じのルックスである。

映画「ザ・ロック」(ニコラス・ケイジ主演)のキーとなる、「生化学兵器(?)」のカプセルを彷彿させると思うのは私だけでしょうか。

ビックリして、フェイスブックにこの写真を投稿してみた所、結構多くの人から反応があった。


  「ゲ、何だこの色は。体に悪そう」

  「着色料が一番多そう」


とかいう反応がほとんどで、


  「最初はビックリするけど、すごくよく効きますよ」


という、アメリカ在住者からのコメントがあったり、


  「僕のレストランで、これを溶かしてオーブンの油汚れを落としています。めちゃくちゃ落ちますよ!」


という、天然なんだか洒落なんだかよく分からないような、コックやってる友達からのコメントがあったり。




そんな中、アメリカ在住者のコメントを信じて飲ませてみる事にした。


「一日何粒飲めばいいんだろう、食前かな、食後かな」と

説明書きを読んでみた所・・・ここにもやはりお国柄が。


「24時間内に12カプセル以上飲まないこと」・・・としか書いておらん。

この一箱に入ってるのは、昼用12粒、夜用8粒の巨大カプセルなのだが、一日に箱の半分以上の巨大カプセルを飲むな、という事書しか書いてない。いやいや、常識で考えて一気にそんなに飲まんでしょう。


ちなみに気になる説明書きもう一点。

「アルコール飲料は一日三杯まで」


・・・アルコールの種類とか、グラスの大きさとかどうでもいいんだね。すごいざっくりだね。

ってか、飲んでもいいんかい!!




日本の市販薬でこんなざっくりな説明書きを書いたら、苦情の嵐であろう。

日本人は薬に関してシビアなので、一日の摂取量はもちろん、食前/食後の違いにも気を配る。薬と一緒にアルコールを少しでも飲んだ日には、「大丈夫かなぁ」なんてちょっとビクビクしちゃうものだ。当然、間違っても3杯なんて飲む気にならない。

「自主性」を重んじるアメリカでは、きっと薬の摂取量も個人の裁量に任せる、っていう考え方なのでしょうね。

もう一つ考えられるのは、人によって体型が違いすぎるアメリカ人。日本人程度の体型の人もいれば、その三倍の体積&重量の人もいる。 なので一概に決められないってのもあるのかもしれない。



面白いですねぇ。



気になる効果は。。。

アルコールを一日ジョッキ3杯以下に控え、朝&昼食後に昼用一粒と、夜寝る前に夜用一粒を飲ませた結果、3日後には風邪治ってました☆