私の住んでいる韓国では最近、医療問題（大手病院医者たちの辞表提出問題）
が続いていますが、
最も深刻な社会問題の一つがこちら↓
記事では0.72と書かれていますが、
2023年度４半期の統計結果を含めれば、
0.6代になるといわれています。
ペストが流行った中世ヨーロッパの人口減少よりも
深刻な韓国の高齢化＆少子化問題。
地球上でもっとも最初に「(低出生率による）集団自殺」によって
国家が消滅すると予言する専門家もいます。
子育て世代の私たちにとっても
決して無視できない問題です。
政府は子供を沢山生むことを奨励していますが、
実際に子供を生めば生むほど「経済的な困難」を感じざる得ない
物価の上昇率（住居費、食費、教育費…）
個人的にはこの社会現象は
「（結婚や育児に対する）価値観問題」
が根っこにあると思っているので、
政府がどんなにお金をつぎ込んでも１年２年で解決する問題ではないと思います。
経済格差が広がることによる二極化、すでに現実となっているように
出産率問題も二極化がどんどん進んでいくと思います。
結婚と育児に価値を置く人たちはより沢山の家族を作り、
価値を置かない人たちは一生涯未婚・非婚化する。
そんな未来がすでに描かれようとしています。
一方では韓国の深刻な出生率問題は
大きな転換点にもなると思います。
１０年後には熾烈な大学入試の競争社会が
崩壊するのでは？という予想もされています。
そこで重要になってくるのが
「ハブルータ」です。
子供たちが少なくなれば、
大学は老人たちの第２の人生を謳歌する場所となり、
生涯学習という概念がより活性化していくことでしょう。
老若男女問わず、「学ぶ・交わる・成長する」ハブルータは
子育て世代だけでなく、その対象をより広げていけると思います。
ＡＩの発達とともに
知識を詰め込む現在の教育システムが
「人間にしかできない分野をいかに発達させるか？」
「共感能力」「想像・創造能力」「協業能力」「批判的思考力」
といったハブルータ的能力がより一層着目されることでしょう。
時事問題ハブルータをするとすれば、
こんな質問を作ってみてはいかがでしょうか？
①出生率とは？
②どうやって統計結果を出しているのか？
③地域別に出生率の違いがある理由は？高い地域と低い地域の違いは？
④どうして韓国の若者は結婚、出産を避けるようになったのか？
（過去50年、30年の出生率と比べてみよう）
⑤専門家は出生率の原因として何を挙げているのか？
（この記事で挙げている原因に対するあなたの意見は？）
⑥出生率が低まることで、どんなネガティブ要素が発生するのか？
⑦出生率が低まることで発生する、ポジティブな要素があるとすれば？
⑧（私は、あなたは）子供を生むことでどんな喜びを感じると思うか？
⑨子供を生みたくないという人にはどんな言葉で説得すると思いますか？
⑩あなたの考える、韓国（もしくは日本でも）低い出生率問題の原因は何ですか？
どうやってこの問題は解決する方向へ進むと思いますか？（そもそも、出生率が低いことは悪いことですか？）
時事問題ハブルータは前提となる知識が必要なハブルータです。
ただ自分の考えだけを発表するのではなく
関連する資料を集め、その資料を読み取る能力も
養うことができます。
中学生以上のお子さんと
ぜひお試ししていただきたいハブルータです！
yunamamaのmy Pick
こちらのメディアで執筆活動しています！
ユダヤ式家庭教育法＆ハブルータ学習法に関して詳しい内容を知りたい方へ。
ハーバード大学ガードナー博士が提唱する’９つの多重知能理論’
不屈のチャレンジ精神と無条件の愛！チーム・ホイトの父ディックの言葉
