はじめに言葉ありき

はじめに言葉ありき

心に響いた言葉を片っ端からスクラップ

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「怪物と戦う者は自らも怪物とならないように気を付けねばならない。
汝が深淵を覗き込むとき、深淵もまた汝を覗き込んでいるのだ。」

ニーチェの言葉です。

私は感化されやすいので、なんとなく意味が分かるような気がします。

自分がそうなりたいわけではないのに、興味本位で“深淵”を覗き込み、
同情し、同調し、ついには心を囚われ、自分らもその深淵に引きずり込まれていくのです。

ミイラ取りがミイラってやつですかね。

特に人の心は怖い。

表面上には分からない襞(ひだ)ってものがありますが、そこに潜むものの禍々しさは時に魅力的であったりしますよね。

例えば愛憎、嫉妬、死への憧れ。

いわゆるドロドロ。

俗物的だ、と人は眉を潜めるでしょうけど、そういったものを扱った小説やドラマって売れるじゃないですか。

何だかんだ言って興味津々なわけで。

でも、そういう虚構の深淵に魅入られて、虚構と現実の境目が曖昧になり、虚構と現実の辻褄を合わせるために、無意識に自分でも振る舞う…ってことは往々にしてあると思うんですよね。

例えば、円満な夫婦がいたとして。
奥さんが家事の合間に昼ドラを見てたとします。
その昼ドラは、やはり円満な夫婦が夫の秘密(不倫とか隠し子とか)によって崩壊していくドロドロのドラマ。
最初は自分の世界にはない刺激的な話に、対岸の火事のような気持ちで楽しんでいたはずが、たまたまタイミング良く(悪く?)夫が残業で午前様になることが重なったとします。
まさかね…とは思いつつも、不安になった奥さんが夫の浮気をチェックするも、ないものはないから確たる証拠が出てくるはずもなく。
でも、隠されてるんじゃないかとますます不安になる奥さん。
携帯で不倫の体験談読み込んじゃってますます不安になる。
もう、この時点で現実では何も起きてないのに、奥さんの頭の中では色々起きているんですよね。
で、ついには無実の夫を責め立てる。
最初は身の潔白を主張していた夫も、妄想で嫉妬する奥さんが欝陶しくり、家に段々と寄り付かなくなります。
そこに、なんの因果か若くて可愛いジューシーな女の子が現れ、癒され、心が傾いていきます。
今度は事実浮気してますから、出るわ出るわ確たる証拠が。
「やっぱり浮気してたのね!ひどい!裏切り者!貴方を殺して私も死ぬ!」
奥さん精神崩壊で、まさにあのドラマのようではないですか。

って、長いし、極端な例えですが。

まぁ、感受性の強い人大変って話です。
※今から遡ること384日前の話





妹によくシュシュや靴下や化粧品などを貸してもらっているというか、
勝手に借りているのですが、

夜中に

「お姉ちゃんやめてよ!」

と急に寝言を言われました。

すぐに叩き起こして、どんな夢だったのかを問いただすと、

「お姉ちゃんにパンツを借りてかれる夢を見た…」

と、さも恐ろしかったとばかりに言われました。

そりゃ悪夢だわ。

意味は、

“汝、死を忘るることなかれ”





就職、結婚、出産、離婚。

人生には様々なイベントがある。

そして、それは誰の人生にも等しく起こるわけではない。

就職しない、結婚しない、出産しない、

そんな人生だってあり得る。

だけど、死は誰の人生にも訪れる。

陽のあたる道を歩いているように見えても、すぐ脇の仄暗い影の中に「死」はいつも横たわってる。

金持ちでも貧乏でも、天才でも白痴でも、美人でもブスでも、死だけは誰の上にも平等だ。

メメント・モリ

その言葉を初めて知った時、私は「人はどうせ死ぬ」という後ろ向きな意味だと勘違いした。

本当は、明日があるさと当たり前のように思っている人間の傲慢さを戒めた警告なのだが。

人はどうせ死ぬ。
初めから決まりきっている、忘れがちな運命を、汝、忘るることなかれ。

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