今アメリカ全土で、黒人への露骨な差別と過激な扱いへの反対デモが起きている。平和に行進してメッセージに声を上げるのは、権利と義務の実践だ。対してそれを利用して,警察がデモに集中している際、店舗破壊や略奪が日中でも公然となされている。夜はもっと酷くて、昨晩は歴史有るメイシーズが攻撃され荒らされたし5番街の高級店も破壊された。住んでいるホーボーケンからは川を渡ってすぐそこ。ニューヨークが無法地帯になっているのは悲しいし、前よくあった未来映画のよう。

ワシントンD.C.では昨日、それまで隠れて沈黙していたトランプ大統領が急に向かいの教会まで歩いて側近と写真撮影の際、抗議者を虫の様にスプレーでどかした。その前のスピーチ内容は、独裁者宣言そのもので、市民に軍事力で戦いを仕掛ける勢い。11月の総選挙で辞めさせるのは簡単な事ではないが、なんとかして普通の感覚ある人間が国のリーダーであってほしい。このままではアナーキーがもっと暴走し、モラル低下のアメリカ全体がファーストワールドではなくなる。