今日は天地と小口の化粧断ちの日です。


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画像からまったく達成感が伝わらない…。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

要は複数ページの折丁を作ると、中ページが少し外にはみ出たり、折った時のゆがみで天地に少し誤差が出るので、single signatureの製本(中綴じ製本やパンフレット製本)では製本後に3辺を化粧断ちします。
複数折丁を製本する時(コプト製本など)は、製本前に化粧断ちしておきます。

印刷屋さんに勤めていた時は、荷重2tの断裁機で何冊もまとめてバッサリ化粧断ちをしていたので、自分で定規とナイフを使って1冊1冊化粧断ちしていると気が遠くなっていくんですよね…
1冊なら良いんですけど、今回は結婚式の席次表なので、いったい何十冊化粧断ちすれば終わるのか(((( ;°Д°))))


ちなみに定規を使っても真っすぐに線を引けない私ですが、さすがに化粧断ちをしていて綺麗に切るコツを覚えました!
定規を押さえる手には力を入れて、ナイフの手には力を入れない!
一度で紙を切ろうとするのではなくて、紙をなぞるように何度も何度も定規に沿わせて軽くナイフで紙を撫で続けると、キレイに化粧断ちできます。



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席次表は6インチ角のミニブックなので、5穴のパンフレットステッチです。

一般的に天地の長さが18cm以下の場合は3穴、19cm以上の場合や判断が難しい場合は、5穴のパンフレットステッチを適用するそうです。


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今回は綴じ終わりを本の中にしましたが、綴じ終わりを外側にして残った紐をストラップとして、ビーズやボタンで飾ると可愛いです。
3インチのミニブックとかでやると凄いキュートですよ♪


製本手順(綴じ終わりが折丁の内側の場合)としては、まず折丁に目打ちで製本用の穴を開けるわけですが、①と⑤の穴は天地から2cm以上は離さない、③の穴は天地の中心、を守ればすべての穴が等間隔でなくても構造的には問題ないです。

製本用の糸の長さは、天地の長さの2倍に10~15cm足した長さぐらいがちょうどです。
製本用の針ってなかなか売っていないんですが、Sew Easyの針が製本用の針なコトに気付きました。
ちょうど細針を折っちゃって困っていた時に気付いたのでラッキー☆(o^-')b


まず③の穴の内側から外側に針を通します。このとき内側に5cmぐらい糸を残しておきます。
次に②の外側から内側に針を通して縫います。
続いて①の内側から外側へ。
糸に弛みがある時は針を引くのではなく、ひと針分づつ糸を引いて弛みを取ってあげてください。

そして、②の外側から内側に針を通したら、びよーんと③と飛び越えて、④の内側から外側に針を通します。
次は⑤の外側から内側に。
最後に④の内側から外側に針を通して、③の外側から内側に戻って終わりです。

すべての行程において、針で糸を縫ってしまわないように注意して下さい。
綴じ終わりは、最初に残した5cm分の糸と、縫って戻ってきた糸の間を②から④に走る糸が通るようにして、2本の糸を固結び(square knot)します。
そしてそれぞれの糸の残りを、ひと針分ぐらいの長さを残してはさみで切って完成!

慣れると1冊5分もかかりません。

コツとしては糸に弛みがあるとしっかり製本できないんですが、かといってピチピチにテンションをかけてしまうと、それはそれで紙が破れてしまったり本が歪んでしまったりするので、「少しユルいかも」ぐらいがちょうど良いと思います。


そして、とうとう製本用にグッときた糸を見つけましたよー!
とってもメデタイので、別にまとめて書かせていただきますね~v(^-^)v









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