暑いですね。
今日は猫と一緒に伸びてます。。。

さて前回は、粒状感のあるフィルム写真をレイアウトで浮かないようにするために、ペーパーのテクスチャへ焦点を当ててみました。
でも表面がザラザラのペーパーって、なかなか出ないですよね。
なので今回は通常のパターンペーパーで、粒状感のある写真を使う方法をご紹介します。


LO12-swing01
ISO100のフィルム(Ektar 100)を日陰で使って、さらに取り込み後にコントラストを上げたので、凄い粒状感のある写真です。


まず、コントラストの強い写真はコントラストの強いペーパーで、逆にコントラストの弱い写真は弱いペーパーを使うのが基本です。
この写真で水色とかピンクを使ったら、何をしたってまとまりませんので、最初のペーパー選びは重要です。

デジカメの写真ですと、写真内の色でペーパーを揃えるのが一番無難と思いますが、フィルムですと端的な「色」でセットアップするよりも、全体として持っている「ベースになる色」をキチンと掴んであげることが大切です。

今回の写真は洋服にある「青」や「赤・ピンク」に目が行きがちですが、写真全体の雰囲気が持っている「紫」をペーパーとして選びました。
写真のベースの色をペーパーに選ぶことで、デジカメ写真よりも彩度やコントラストに欠けるフィルム写真でも、ペーパーの柄に埋没せずに写真を引き立てることができます。


LO12-swing02

そして写真の粒状感とペーパーの境目をつなぐために、写真の縁をすべてサンディングしました。
このサンディングした部分があることで、写真のザラザラ感に違和感が無くなります。

LO12-swing03

そして文字ステッカーは一度、薄いグレーのペーパーに貼って縁取りを付けました。
こうすることで、より全体に一体感が生まれます。


私はフィルムを一度パソコンに取り込んでから、必要な写真だけ自宅でプリントアウトしています。
(フィルム写真って失敗していることも多いので…(^▽^;))
このときポイントになってくるのが、印画紙です。
キレイに印刷できるかももちろん大切ですが、もっと重要なのが「印刷後に加工できるか」
加工、つまり「切っても平気か」ということです。
紙なんだから切れるに決まってるじゃん!とお思いになるでしょうが、メーカーもインク滲みや発色のために紙の表面に色々加工をしているので、時としてそれがアダになることがあります。

特にダメなのが、キャノンの光沢紙。
表面に薄くアルミナがコーティングされているので、切ったり折ったりするとそのアルミナが剥がれて、キラキラの粉が発生します。
写真をトリミングすると勝手にサンディングしたような感じになり、しかも切った端面からペリペリと印画部分まで剥がれてきます。

キャノンのマット紙はそういう問題はないのですが、こちらはこちらで色の再現率が非常に悪く、彩度が上がりません。
なので使っているプリンターはキャノンなんですが、印画紙はエプソンを愛用しています。

エプソンの紙の中でも、光沢紙は裏にテープ糊を付ける時に強く当てすぎると表面にスジが付いてしまうし、マットペーパーは写真の印象が薄くなってしまうので、現在はもっぱら絹目のお世話になっております。
絹目の100枚パックが大好きです(笑)











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