教室に入った私を待っていたのは、いじめていた3人からの謝罪だった。
『おはよう。・・・今までごめん。』
そう、3人で言いに来たのだ。
中村先生は相変わらずだった。
われ関せず、そんな態度だった。
何の処分もなかったのかはわからないが、特に謝ったりしてくれたことは、卒業まで1度もなかった。
いじめがなくなったのは、6年生の2学期のこと。
それからすぐに2学期の終業式がきた。
冬休みもあっという間に過ぎ、気がつけば小学校の卒業式を迎えていた。
長かった5年生、6年生が終わって、私は気持ちを新たに中学生になった。
中学では、いじめもなく友達も出来た。
そして、中学2年の時、私の運命を左右する出来事が起きた。
