その日は朝からボランティアの掃除があった。


私は掃除をしてからバーベキューに参加することにしていた。



カズは朝から仕事だ。



早めに切り上げてバーベキューに間に合うように来る予定になっていた。



掃除が終わりみんなでバーベキューに向かっていった。




近付くにつれて私の緊張は増していた。




みんながどう思うのだろう…ちゃんと認めてくれるのだろたうか…考えれば考えるほど吐き気がしてくる。



先に着いた私は友達と一緒にカズが来るのを待っていた。




カズからの電話…




『ゆぅちゃん!?
駅着いたよアップアップアップ
ここからどういけばいい!?
どうすればいい?』




『わかった。
今、駅まで迎えに行くからまっすぐ歩いてて』



『了解グッド!
待ってるねドキドキ



私はうちのリーダーと一緒に車で迎えに行った。




嬉しそうに歩いてくるカズの姿が見えた瞬間、わたしの緊張はマックスになっているのがわかった。



車から降りて迎えに行き、一緒に向かった。



車内にはなんとも言えない空気が流れていた。



そんな空気のまま場所に着き周りみんなにカズを紹介することになった。




一人一人、順番にみんなにカズを紹介する。



カズもそれに対してみんなに挨拶をする。



この時間にしたら1分もない時間なのに私には果てしなく終わらない程の時間のような気がした。



一通り紹介が終わった後にゆっくり楽しもうと座ったが、やっぱり落ち着かない。




座っては離れ、離れては座る…それの繰り返しだった。



カズも居心地が悪かったのだろう…一緒にいた女の子達に声をかけて盛り上がり始めた。



周りにしたらそれは見てておもしろくない。



何をしてるんだ!?誰の彼氏なんだ!?誰もがそう思った。




業を煮やしたリーダーがうちのチーム特有の歓迎の荒業に出た。



これが間違いの始まりだったのかもしれない…。
ついにみんなにカズを紹介する日曜日…バーベキューの日がやってきた。



朝から緊張でキリキリと胃がいたい…しょぼん



みんなはなんて思うか…受け入れてくれるのだろうか…様々な事が頭の中をグルグルと回っている。



カズは相変わらず能天気に嬉しそうにしているダウン


こんなに私が緊張しているのにわからないのかなぁあせる



とにかくゆっくりと考えながらどう紹介していくかを想定していた。



行く途中もゆっくり考えながら…。



いつもの河原でみんな準備をしていた。




私を見付けると久し振りに会う人達は駆け寄って来てくれた。



さぁいよいよ決戦の火蓋は切って落とされようとしていた。
久し振りに逢ったからか…私達は時間を埋めるようにお互いのあったことを話していた。



カズが一人でどんな時間を過ごしたか、私が一人でどう過ごしていたか。



隙間を埋めるようにゆっくりと大切な時間が過ぎていくのを愛しく感じていた。


次の日の仕事も考えて私達は寝ることにした。


だけど、私はなかなか寝付けないでいた。



気持ちが緊張していたのだ。



カズはギュッと手を握りながら安心して寝ていた。



私はカズを起こさないようにそばから離れ1人ベランダから空を眺めていた。



いつも以上に澄んだ空。
もう夏が近付いているのがわかった。



一緒にいると決めた私。
これからどんな困難が待ち受けているか考えると不安で仕方なかった。


だけど、自分で決めた事。誰に言われた訳でもない。一緒に困難を乗り越えていくしかなかった。



部屋から私を探す声が聞こえた。



『ゆぅ!?
どこにいるの!?返事して!!



『どうしたの!?
ベランダにいるよニコニコ



『もぅ!!ビックリさせないでよプンプン
どっか行っちゃったかと思ったじゃん!!
もぅ離さないから。
お願いだから1人でどこにも行かないで。』



『わかった。
寝れなくて空見てたんだ。星がきれいだよキラキラ



後ろから強く抱き締めていたカズにそう言った。


このときからカズはセンサーがついたらしく私がいなくなると寝ていてもすぐに気付くようになった。




2人で夜空を眺めながらキスをしていた。



仲直りのキス、これからも一緒にいると誓ったキス…色んな意味を込めたキスだった。



1つだけ、私はどうしてもカズにお願いをしたいことがあった。



『ねぇ、かぁくん。
今度の日曜日にゆぅの大事な仲間のバーベキューがあるんだ。
一緒に来てくれる?』



『もちろん!!
一緒に行くよドキドキ
だって俺はゆぅの彼氏だからゆぅが大切にしているみんなに会っておかないとって挨拶しないとダメだからねニコニコ



『ありがとうドキドキ
じゃあ日曜日、一緒に参加してねニコニコ


初めてみんなに紹介をする。


これほどまでに緊張する出来事が仲間内であっただろうか…。



だけど、来てくれるカズをちゃんと紹介してみんぬ認めてもらいたい!!
私はそう思い決断した。



その時はあんなことになるとは思いもしなかった…。