珪藻土にも、色々あるそうですが、この壁になって、部屋の空気がうんと軽くなりました。

空間も、広く感じられるし、何より居心地が良い💖


5月GWから、仕事の合間にKちゃんに、1階と2階の和室を塗ってもらって、仕上がったのは6月中頃だったかな。時には、ちょっとだけ塗らせてもらったりして😆 楽しかった💖


Kちゃんは、塗り始めるともちろん無言。身体を真っ直ぐコテと向き合わせて塗っていく。その日の終わりには、片付けもきちんとして、タビや道具を足台にきっちりと並べ、仕事に対する姿勢が素晴らしかった。これもM君の教えなのかな〜


全てが終わった時には、私は外出先で仕事で、帰宅してみると、家の窓、縁側、外回りの溝まで、めちゃくちゃ綺麗にしてくれていました。


塗り終えてしばらくした頃、Kちゃんから、M君に仕上がりを見てもらいたいから、都合どうかな?と連絡来ました。M君は東京だし、こちらへ帰って来る日も限られているし、その時に私が時間が合わないといけませんから、なかなかそれも叶いませんでした。


部屋を見るたびに、M君の事と、Kちゃんの言葉が過ぎる。


で、1年近く経った先日、ようやく2時間ほど3人の都合が合ったのです。

大きい車でやって来ました🚙

長い間、会っていなかったことが不思議なくらい、自然に話が出来た!


Kちゃんの塗り方を細かく見て「綺麗に塗っているね」と、M君。彼が言うには、私もピアノを弾いていて、見えない世界(音)を感じることに日々費やしているので、壁を塗った後の変化も、人よりも感じるのではないか?ということでした。

分からないけど、今感じている事を率直に述べて、とにかく、環境にも良いし、前より進化しているね!と話したのです。


Kちゃんは、次の仕事があるからと、先に帰って行きました。

話は、そこから、あの時の話になり…


「あの時はごめんね。ただ東京へ出たいと思っているだけだと思った」と口から勝手に言葉が。


「わあ、もう!思い出したわ〜!わあ、、、」と表情が険しくなり、辛かった思いが湧き上がって来たようです。


そして、昨日書いたように、

・自分がここにいたらもうこれ以上の成長は望めないこと。

・更に良いものを作り出して試してみたかったこと。

・それを、分かってくれると信じていたのに、傷ついたこと。


を、早口で語ってくれました。


今のM君の佇まいを見る限り、彼がどんな生き方をしているかは、有り有りと分かり、M君の話すことと、そこに座っている彼の姿勢がスッと繋がってる。昔のまま、いやそれ以上。自分を曲げない。M君の今の姿を見れて良かった。


「俺ら、不思議な繋がりだったな〜」


全く違う職種で、専門的な話は知らないのに、何かが繋がっていて、深いところで、会話が成り立つのですから、そりゃ不思議です。


その後、私は知人の送別会があるので、行き先が同じ方向のM君の大きい車で、近くまで送ってもらいました。その間も、不思議な会話は続きます。

降ろしてもらうところで、その会話は突然、切れた。


「ありがとう。また帰って来たら会おうね」

車を降りてそう言った私に、M君が言いました。


「ごめんな」