こんにちは~NEOです!

 

 

突然ですが読書は好きですか?

 

読書は語彙の多様化衝動の抑制だけにとどまらず、他人の考え方や失敗談などに触れることで、

じゃあ自分はどうか?」とメタ認知をしたり内省を促進したりします。

 

おまけに人生に悪影響を出すストレス(程々のストレスならむしろあった方が良いですが)が68%減少することがサセックス大学で分かっています。

 

 

ですがこんな問題抱えていませんか?

 

 

内容を覚えれていない...

 

 

これは単に記憶力問題ではありません。

私の好きな言葉、"やり方の問題"なのです。

 

 

私も昔、読んだは良いけど内容を全く思い出せないと言う本がたくさんありました。

ですがやり方を変えれば一変、頑張れば思い出せるという本が増えました。

 

 

というわけで本記事では実践的かつ科学的に支持されている"記憶に残りやすい読書法"を共有出来たらなと思います。

 

読む目的を明確にする

この記事を読んでくださったあなたなら、おそらく読書好きだと思いますが、

本を読むときに目的あったうえで読んでますか?

もしあなたが「はい、毎回2~3個決めて読んでます」と言えるならこの項目はスキップしてください。

そうでないなら考えを改めたほうが良いかもしれません。

何故なら読む目的を決めてから読んだほうが記憶に残りやすく、集中力も高まることが分かっているからです。

 

実際に2023年の研究では読書時に明確な目的を持つことで、

 

読者の注意が最適化され、関連情報への集中力が高まることが示されました。

 

この研究では、読者が特定の質問に答えるために文章を読む際、目の動きや注意の配分が効率的に調整されることが確認されました。

 

これにより、目的を持って読むことが、情報の処理と記憶の定着に有益であることが示唆されています。

 

ぜひ読書好きなあなただからこそ意識的に目的を決めて読んでみませんか?

批判的に読む

批判的に読むと聞くとなんかヤバそうな感じがしますが、もちろんこれは著者のポストに誹謗中傷をしまくるという意味ではありません笑

本に書いてある情報を鵜呑みにせず「本当にそうなのかな?」と一旦立ち止まって考えるという意味です。これを批判的思考(またのなおクリティカルシンキング)と言います。

 

今あなたが読んでいるこの記事も鵜呑みにせず、クリティカルシンキング意識して読んで実践してみてください。

クリティカルシンキングが何故大事か

騙されにくくなる

 
 

当然と言えば当然なんですが、読書を通じてクリティカル・シンキングを鍛えることで副次的に

  • ビジネスの戦略決定

  • 健康情報(例:サプリやダイエット)

  • SNSやメディアの情報の真偽の見極め

などに騙されにくくなるのです。研究によると、批判的思考力が高い人ほど意思決定の精度が高く、

バイアスに影響されにくい傾向があります。

 

 

論理的思考力と問題解決力が向上する

クリティカル・シンキングは、「なぜそれが正しいのか?」「別の可能性は?」と疑問を持ち、前提を疑う思考法なので

 

単に「この方法が良さそう...」ではなく、「この二つの方法を比べたらこっちのほうが、〇〇の観点では良いな」というふうに

本質的な問題解決につながります。

 

 

記憶の定着率が高まる

2011年の研究では、作業記憶課題において深い処理を行った場合、浅い処理よりも

即時および遅延の記憶テストで高い成績を示しました。

 

 

また2023年の研究でも、深い処理を行った情報は浅い処理を行った情報よりも忘却率が低いことが示されています。

 

特にこれらのことをするのが効果的でしょう。

  • 要約:読んだ内容を自分の言葉で要約する。

  • 関連付け:新しい情報を既存の知識や経験と関連付ける。

  • 自問自答:内容に対して疑問を持ち、自問自答する。

  • 説明:他人に内容を説明することを想定して読む。

 

今度、また読書する時に出来そうなやつを一つ選んで実践してみてください。

休憩をしっかりとる

読書好きなあなたに質問です。

 

 

いつも休憩を挟んで読んでますか?

 

読書は楽しいですから、つい長時間見入ってしまうこともあるでしょう。

 

ですがそれはかなりもったいないです。

 

 

2012年の研究では5~10分の休憩を取ると記憶の定着が大幅に向上したことが示されています。

 

また別の研究でも短時間ごとの学習と休憩(分散学習)は、長時間の一括学習よりも記憶に残りやすい事が分かっています。

 

 

このことから記憶の定着で言うなら[25分集中、5分休憩]のサイクルを回す、ポモドーロ・テクニックはかなり合理的と言えます。

 

過去の記事でポモドーロ・テクニックについて詳しく解説しているので、より効率的にやってみたい方は必見ですよ!

集中力が無い人こそ絶対にやったほうが良い。[ポモドーロのエビデンス] | NEO-yのブログ

覚えたい箇所はクイズ化する

最も効率的な学習法ってなんだと思いますか?

正解は"思い出すこと"です。

 

 

2023年の研究では、短時間で得た情報を長期的に記憶に残すためには、再読と検索練習を組み合わせることが

効果的であると示されました。

 

思い出すことが記憶の定着に貢献してくれるのは、たくさんの研究で支持されていて"ほぼ間違いないレベル"だと思います。

 

暗記用のアプリを使うのも良いですが、夜だとブルーライトを浴びたくないですよね。

 

そんなあなたおすすめな商品があります!

それがこのコクヨの単語カードです!

 

 

特徴がゴムでまとめられているという点です。

 

よく百均で売っているようなものでも良いんですけど、

あれシンプルにめくりずらいですし置くと扇子みたいにバラけるんですよね。

 

その点このワードカードは優秀です。

私もこれを使い始めて暗記がかなり捗ります...!

最後に...

読書は人生において確実にやっておいたほうが良いことです。

ですが、ある情報を見て「へーそうなんだ」で終わらせてしまったら意味がありません。

 

「例えばコーヒーの適量は3~4杯という主張が多いな」となったら実際にそれ以下に抑えてみるなど、

実践が全てですのでこの記事で知ったことも、ぜひ活用してより良い読書ライフを味わってみてはいかがでしょうか?

参照

Reading Reduces Stress. Fact.
 
Human attention during goal-directed reading comprehension relies on task optimization
 
(Stanovich & West, 2000)
 
The influence of levels of processing on recall from working memory and delayed recall tasks
 
Dewar, M. et al. (2012). “Taking a brief pause can significantly improve memory for recently learned information”. Psychological Science.
 
A combination of restudy and retrieval practice maximizes retention of briefly encountered facts