【ワインが返事をしてくれる話】№536
坂本光司教授の心に響く言葉より…
熊本県の「あらき」は、ロードサイドの酒屋さんです。
一時はワインを中心に品揃えを一万種類近くまで増やし、マスコミにも頻繁に取り上げられて、年商も急激に伸びました。
しかし、どこかに慢心があったのでしょう。
売上が落ちはじめ、店を売り払うしかない状況に追いつめられた時期がありました。
このとき荒木社長は、自分が商品に愛情を注ぐのを忘れていたことを悟ります。
それから毎朝、外がまだ暗いうちから、荒木さんは店の掃除をするようになりました。
ずっと店を空けていたことを、ワイン一本一本に謝りながら、丁寧に磨いていきました。
「でも、ワインはソッポを向いていました。返事をしてくれないんです」
と悲しい顔をして当時の様子を話してくれました。
毎日掃除をしながら、荒木さんはワインに謝り続けました。
そうして三ヶ月たったある朝、
「同じように掃除をしていると、ワインが私のほうを向いて、こう言ってくれたんです。“本気か?”って」
本気かというのは、本気で店をやる気があるのか、ということです。
荒木さんは「本気だよ」とワインに答えました。
そのすぐあとのことです。
顔に見覚えのあるお客様が「社長、久しぶり…」と言って店にやってきました。
「ワインを選んで」と言われ、荒木さんはそのお客様にワインを選びました。
すると翌日、また同じお客様が店にやってきて、こう言ったのです。
「昨日は10年ぶりに来ました。今日は10年来なかった理由を話しにきたんです」
「実は10年前にここに来たときに“荒木さん、ワイン選んでよ”と言ったら、“担当がおりますから、担当に選ばせましょう”と言われたんですよ。
20年前には、一生懸命、ワインはこういうものなんだ、と二時間も三時間も話をしてくれて、それでワインが好きになった。
なのに、あんな言い方はないだろうと思って、ずっと来なかった」
「ソッポを向いていたワインが返事をしてくれるようになった」
と荒木社長は言います。
やがて昔のファンが戻り、新しいファンが集まるようになりました。
「同じお酒でも、なぜかあらきのお酒はおいしい」と遠く県外の山口県や鹿児島県からもお客様がわざわざやってきます。
「想いで味が変わる」と荒木社長はいいますが、そのお酒に対する情熱、本物をお客様に提供したいという熱意に、お客様はひきつけられます。
『ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社』ダイヤモンド社
スポーツ選手は一流であればあるほど、道具を大切にし、道具に話しかけたりもするという。
以前、登山家の栗城史多さんが講演で話していた、彼の親しい友人の話だが、
『7500mを超えると高山病となり、もうろうとしてきて、幻聴や幻覚があらわれる。
道具を岩に打ち込むと、「そこじゃない、そこじゃない」と道具が教えてくれ、それで、何度も助かった』
という。
また、あるレストランのオーナーの話だが、彼はいいメニューができたときはそれを抱いて寝る。
「次の日の朝にはそれが売れるか売れないかわかる。メニューが答えてくれるから」と話してくれた。
人の気持や想いには不思議な力がある。
物や、道具に想いを込め、心から愛すると、彼らは、まるで命が宿ったかのように真剣に答えてくれる。
「商店であれば、扱っている商品」を、「調理師であれば、食材や道具」を、「運転手であれば車」を、それらを大事にしない人は、相手からソッポを向かれる。
大切な道具や商品に、話しかけ、愛情をそそぎ、想いを込めることは、感謝の心に通じる。
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実は僕も、今年に入ってから食材に対して…育ってくれて、出逢ってくれてありがとう煜
本当に立派に育ったねぇ
って、褒めて感謝を伝えています
そうしたら、味付けがしっくりと美味しく整うんです
僕は技術がないから、褒めて褒めまくってます
幸せだなぁ豊かだなぁ
やってやれないことはない
やらずにできるわけがない綠
最大級の感謝をこめて、いつもありがとうございます煜
I love you Because you are you.
坂本光司教授の心に響く言葉より…
熊本県の「あらき」は、ロードサイドの酒屋さんです。
一時はワインを中心に品揃えを一万種類近くまで増やし、マスコミにも頻繁に取り上げられて、年商も急激に伸びました。
しかし、どこかに慢心があったのでしょう。
売上が落ちはじめ、店を売り払うしかない状況に追いつめられた時期がありました。
このとき荒木社長は、自分が商品に愛情を注ぐのを忘れていたことを悟ります。
それから毎朝、外がまだ暗いうちから、荒木さんは店の掃除をするようになりました。
ずっと店を空けていたことを、ワイン一本一本に謝りながら、丁寧に磨いていきました。
「でも、ワインはソッポを向いていました。返事をしてくれないんです」
と悲しい顔をして当時の様子を話してくれました。
毎日掃除をしながら、荒木さんはワインに謝り続けました。
そうして三ヶ月たったある朝、
「同じように掃除をしていると、ワインが私のほうを向いて、こう言ってくれたんです。“本気か?”って」
本気かというのは、本気で店をやる気があるのか、ということです。
荒木さんは「本気だよ」とワインに答えました。
そのすぐあとのことです。
顔に見覚えのあるお客様が「社長、久しぶり…」と言って店にやってきました。
「ワインを選んで」と言われ、荒木さんはそのお客様にワインを選びました。
すると翌日、また同じお客様が店にやってきて、こう言ったのです。
「昨日は10年ぶりに来ました。今日は10年来なかった理由を話しにきたんです」
「実は10年前にここに来たときに“荒木さん、ワイン選んでよ”と言ったら、“担当がおりますから、担当に選ばせましょう”と言われたんですよ。
20年前には、一生懸命、ワインはこういうものなんだ、と二時間も三時間も話をしてくれて、それでワインが好きになった。
なのに、あんな言い方はないだろうと思って、ずっと来なかった」
「ソッポを向いていたワインが返事をしてくれるようになった」
と荒木社長は言います。
やがて昔のファンが戻り、新しいファンが集まるようになりました。
「同じお酒でも、なぜかあらきのお酒はおいしい」と遠く県外の山口県や鹿児島県からもお客様がわざわざやってきます。
「想いで味が変わる」と荒木社長はいいますが、そのお酒に対する情熱、本物をお客様に提供したいという熱意に、お客様はひきつけられます。
『ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社』ダイヤモンド社
スポーツ選手は一流であればあるほど、道具を大切にし、道具に話しかけたりもするという。
以前、登山家の栗城史多さんが講演で話していた、彼の親しい友人の話だが、
『7500mを超えると高山病となり、もうろうとしてきて、幻聴や幻覚があらわれる。
道具を岩に打ち込むと、「そこじゃない、そこじゃない」と道具が教えてくれ、それで、何度も助かった』
という。
また、あるレストランのオーナーの話だが、彼はいいメニューができたときはそれを抱いて寝る。
「次の日の朝にはそれが売れるか売れないかわかる。メニューが答えてくれるから」と話してくれた。
人の気持や想いには不思議な力がある。
物や、道具に想いを込め、心から愛すると、彼らは、まるで命が宿ったかのように真剣に答えてくれる。
「商店であれば、扱っている商品」を、「調理師であれば、食材や道具」を、「運転手であれば車」を、それらを大事にしない人は、相手からソッポを向かれる。
大切な道具や商品に、話しかけ、愛情をそそぎ、想いを込めることは、感謝の心に通じる。
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実は僕も、今年に入ってから食材に対して…育ってくれて、出逢ってくれてありがとう煜
本当に立派に育ったねぇ


そうしたら、味付けがしっくりと美味しく整うんです

僕は技術がないから、褒めて褒めまくってます

幸せだなぁ豊かだなぁ

やってやれないことはない

やらずにできるわけがない綠
最大級の感謝をこめて、いつもありがとうございます煜
I love you Because you are you.
