仕事における今季の自分的キーワードは「勝つ」だった。


その前のシーズンで拗らせ上司Yと出しゃばり女Dに散々邪魔されて悔しい思いをしたので、次こそはと自分の精神と向き合った。


私はよく仏教の本を読んだ。


ダンマパダという経典を分かりやすく翻訳した本があって、その内容が心にスっと入ってきた。まるで私が日々感じていたことに共感してくれる人が現れたかのような気持ちになった。


「誰が何をしたか、何を言ったかではなく、自分が何をしたか、何を言ったかだ。」


この文は、足をひっぱられたり邪魔されたりして心を乱した挙句思った通りに動けなかった私に響いた。


自分が何をするかに気を向けなかったから失敗したのだ。


そして次のシーズンはその言葉を胸に戦った。相手は自分だ。心を乱してくるいろんな物事に気持ちを反応させる事なく、やるべき事だけに集中した。


その結果、自分で納得のいく動きができた。


職場の人間関係のいざこざに気を取られずに自分で納得のいく仕事をするために、自分の精神と向き合うのは私にはとても有効だった。


来季はこれに加えて新たなキーワード「即言う」の精神で勝負する。