あるNGOのチャリティイベントで知り合った人が不思議だった。
イベントの共催NGOのインターンに招待されたという彼。
一人でいたので、話かけたんです。
簡単に自己紹介をして、彼もなにか活動をしているのか聞いてみたところ、
聞いたことがないけど、規模が大きそうな団体に所属しているとのこと。
そこで、詳しく話を聞いてみたんです。
「どういう活動をされている団体なんですか?」
しかし彼は質問にストレートに返さない。
けど環境問題について熱く語っている。
あまり団体名と関係なさそうなんだけど…と私は???状態。
「環境問題に取り組んでいる団体なんですか?」
しかし違うらしくって、話は資本主義経済の功罪に流れて…
この人結局私の最初の質問(団体の趣旨)に答えていないじゃないか、と苛立ってきた私。
「結局活動内容はなんなんですか?」と結論を急かしたら、
環境問題は資本主義経済によって引き起こされているという。
うーん、確かに関連の否定はできない。その場では真っ向から間違っているとは言い切れない。
しかし彼の言い方はちょっと強引で単純で他の要因を無視している感じがしたので
私は彼の意見に素直に賛同できなかった。
ここで、相手とある程度打ち解けていれば、積極的に応戦したんだけど。
彼とまだ知り合って10分。
しかも、肝心の私の最初の質問(団体の趣旨)に対して満足できる答えをもらっていない
まるで、私の聞きたいことを無視してマニュアルで返してくるような感じ。
こっちの気持ちを考えずに言いたいことを言っている。
しかも内容は結構薄い
数字さえ並べれば説得力があると思ってるのかもしれない。
でもそもそも会話のキャッチボールになってないから説得力もなにもない。
初めは、単に論理的な会話が苦手なのかな、ってくらいに受け止めていたけど
「資本主義経済についてなら僕は熱くなっちゃいますよ」って
出会って2,3分で、自己紹介もそこそこに「資本主義についてどう思います?」って
いやいや、場所と相手とタイミングを選んでください。
私の場合、そんな話題、どんなに近い仲でも状況が許さなければ安易に話ができない。
ダーリンとそういう議論になると、言い合いみたいに熱くなってしまう。
薄っぺらく語るには私にとっては重いテーマで。
しかもその彼はその前から明らかに資本主義反対みたいな見解をちらつかせていたので、
彼は食い下がったが、私は売られたケンカを買わなかった。
だって彼には初めからこっちの話なんて聞く気ないんだもん。
最後にあきらめ半分で団体の趣旨を聞いてみたら
しまいには「幸せな社会」「楽しい気持ち」などの理想論を持ち出してくるので
私の危険信号が高々と鳴った(この人の話は信用できない)
そこで、私もちらっと「怪しい団体系」のキーワードを使ってみたら、見事に反応したので
ますます私の疑念は深まり
私はもはや挽回のチャンスも与えず
だって話はおもしろくないし、それに彼は気が付いてないし、
人の質問には答えてくれないし。
だから、ほんとに失礼だけど、話の途中で適当な言い訳をつくって放置してきちゃいました。
しばらくして彼は別の人と意気投合してる風だったので
単に私とソリが合わなかっただけなんだと気にしないことに。
あとで彼の団体名を調べたら、やっぱり評判が微妙(ていうか私の基準では完全にうさんくさい)
でも素性を知った今、もう一度彼と話をしてみてもいいと思ったけど、もう遅い。