私が今日読み終わった本です。
↓

養老院より大学院 (講談社文庫)/内館 牧子
¥560
Amazon.co.jp
ドラマではよく見ていますが、
内館牧子さんの本を読むのは実は初めてかもしれません…。

正直言うと、
ただの相撲好きのおばさんだと思っていました。

でも、この本を読んでみて
内館牧子さんが大好き…というか、「尊敬」できる人で
とても素敵な女性だな~と、すっかり牧子ワールドの
虜になってしまいましたо(ж>▽<)y ☆

相撲の勉強のために54歳という年齢で
大学院受験をしていたなんて、知りませんでした。
ただの相撲好きではなく、真剣に相撲の世界を
学ぶ意識の高さが、本当に素敵です。

決して私は相撲ファンではないけれど、
宗教学の観点から相撲を捉えていくという
不思議な世界観にかなり興味津々です。

この本の中の一説に

『たとえば、独身の私は夫や子どもと生きる幸せを
 まったく知らず、孫を抱く喜びも一生知らずに終わる。
 ところが、夫も子どもも孫もいない幸せ、
 恩恵というものも実は確かに存在する。
 これを大声で言うと、必ず「強がり」とされるため、
 私はほとんど口にしたことはないが、「独り者」の幸せ、
 恩恵というものは、実生活において決して小さくはない。』

というのがありました。

子どもがいてもいなくても、自分の置かれている環境を
前向きに捉えてさえいれば、きっとしあわせなんだろうな…
と少しだけ開き直った気持ちになり、もちろん子どもが
欲しい気持ちに変わりはないけれど、気持ちがすうっと
楽になったような気がしました。

星たくさんの仲間たち 心強いです星
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