灯台へ/サルガッソーの広い海 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-1)/ヴァージニア・ウルフ

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ブラザー・サン シスター・ムーン/恩田 陸

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エリコの丘から (岩波少年文庫)/E.L. カニグズバーグ

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800番への旅 (岩波少年文庫)/E.L. カニグズバーグ

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「灯台へ」、すごく面白かったです。

瞬間ごとにめまぐるしく変化する人間の意識の流れを、
見事に捉えている手腕がすごいと思った。


語り手の視点でストーリーが展開するのでなく、
色々な登場人物の思考の流れを次々と紹介することで、
情景が立ち上がってくる仕組みになってます。

古典なのに、今読んでも新鮮で驚きました。

そして、こんなに素敵な小説なのに、
作者の境遇が結構悲惨だというのも、
知らなかった(異母兄弟から性的虐待を受けて、精神を病んだり)…。

最後2冊のカニグズバーグは、
児童文学の作家です。


この人の代表作「クローディアの秘密」を読んだとき、
私自身は子どもじゃなかったのが残念でなりません。
今よんでも面白いけど、
できれば12歳のときに読みたかった…。