kite runner










入院中に読みました。
時間だけはあったので、3日で読み終えたよ汗


アフガニスタンのカブール――。
裕福な家の一人息子アミールと、使用人の少年ハッサンの友情の物語です。

平和な(でも女性・少数民族差別の根強い)アフガンから、
ソ連軍の侵攻、
長引く内戦、
そしてタリバン支配下へと、時代の激変の中で2人は離別を迎えます。


映画化もされてます。タイトルは「きみのためなら1000回でも」。
日本語では臭いこの台詞も、
原書では 「for you, a thousand times over」 として何度も登場する印象的なフレーズです。

アメリカには、
抑圧や戦禍を逃れて亡命した作家群・・・というグループが明らかに存在すると思うのですが、
この手の「亡命文学」って、
もうやむにやまれず、書かずにいられずに書いたという圧倒的な切実さを感じます。
語るべきものがある人は、強いですね。。。。



ベストセラーの例にもれず、本書も最後にReaders Guideがついていて、閉口。。

たとえば
1.主人公は父親のために、どんな犠牲を払ったか考えてみましょう。
2.アフガニスタンの政情変化が、登場人物の人格形成にどう影響したでしょう?


――とか、まるで高校の現代国語のテストのようです。何でこんなの、つけるわけ?
ま、読まなきゃいいんだけどね。