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アスペルガーの男の子が主人公の本、と聞いて、
思わず手にとってしまいました。

クリストファーは15歳。
ある日、近所で飼い犬が殺されているのが見つかり、
犯人ではないかと疑われたクリストファーは、真犯人を探し始める――。
すると、両親の意外な真実が明らかに。。。

というお話。
章立てが、
2、3、5、7、11、13 となっていて、最終章は233章。


主人公は、数字に異様な執着があるので、
「素数」が章ナンバーに使われてるのです。

数学が得意で、
地図を克明に記憶でき、
他人の服装など、写真でも撮ったように細部まで覚えられる一方、

体を触られるとパニックに陥り、
「悲しい」「嬉しい」など他人の感情が分からない。

そんなアスペの人の物の見方・思考回路が、
見事に描かれてました。
この著者、一体どういう人なんだろう・・・。


英語は平易でしたが、巻末に付いている数学の証明問題だけ、
さっぱり分からず。


Prove the following result:
"A triangle with sides that can be written in the form
n2+1, n2-1 and 2n (where n>1) is right-angled."



Y(>_<、)Y
コレは、日本語で読んでもあたしゃ分かんないね目

邦訳もあり――『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(ハヤカワ)。
訳は、「アルジャーノン」の小尾芙佐さん。