翻訳家の仕事








著名な翻訳者37人のエッセイ集
柴田元幸さん、青山南さん、岸本佐知子さんらから、
鼓直さん(ラテン)、沼野光義さん(東欧)、和田忠彦さん(イタリア)、野崎歓(フランス)など、
まあ、メジャーどころはだいたい入ってる感じ。。

楽しくパラパラ読みましたが、
この本自体より、
翻訳者のY岡Y一さん (バレバレ・・・)が本書を酷評されてて、そっちが面白かったです。


ご自身が発行されてるメルマガに、わざわざ書評を掲載されていたのですが、
そのタイトルが―

「お鼻が高いのね」 




要は、
この本に選ばれてる翻訳者ってみんな、
「文学」 のホンヤクをやってて、
多くが 大学の先生じゃないかと。


名ホンヤク家はみんな、大学教員か研究者だと思ってんだろ、あんた (→岩波編集部?)



と啖呵を切ってらっしゃいました(笑)。

その忸怩たる気持ち、わからなくもないけど・・・。





さて、最後にこのエッセイ集で私が一番嬉しかった一節を紹介します。

翻訳者は裏切り者、というイタリアの諺がある



あ~、裏切っていいんだ音譜
何か安心した。