![翻訳家の仕事](https://stat.ameba.jp/user_images/5e/bf/10016501575_s.jpg?caw=800)
著名な翻訳者37人のエッセイ集。
柴田元幸さん、青山南さん、岸本佐知子さんらから、
鼓直さん(ラテン)、沼野光義さん(東欧)、和田忠彦さん(イタリア)、野崎歓(フランス)など、
まあ、メジャーどころはだいたい入ってる感じ。。
楽しくパラパラ読みましたが、
この本自体より、
翻訳者のY岡Y一さん (バレバレ・・・)が本書を酷評されてて、そっちが面白かったです。
ご自身が発行されてるメルマガに、わざわざ書評を掲載されていたのですが、
そのタイトルが―
「お鼻が高いのね」
要は、
この本に選ばれてる翻訳者ってみんな、
「文学」 のホンヤクをやってて、
多くが 大学の先生じゃないかと。
名ホンヤク家はみんな、大学教員か研究者だと思ってんだろ、あんた (→岩波編集部?)
と啖呵を切ってらっしゃいました(笑)。
その忸怩たる気持ち、わからなくもないけど・・・。
さて、最後にこのエッセイ集で私が一番嬉しかった一節を紹介します。
「翻訳者は裏切り者、というイタリアの諺がある」
あ~、裏切っていいんだ
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
何か安心した。