売上目標がある人は組織目標からの逆算も含めて割とわかりやすいと思うので、

今回は直接の売上目標を持っていない人の話

 

売上目標は契約率とか平均単価とかからいい感じの指標出せるけど

そうじゃない仕事している人は自分たちで目標を定めないといけない

 

新しく始めることだったり、上司の側にも知見がない場合、

「定量的な目標を立てよう!」

「売上、解約率、入金額!(顕在化している、改善されると嬉しい数字。そしてたいていすでに誰かがその責任を負っている。なんなら自分の業務に関係ないわけではないけど直結はしなかったり…)」ウーン…その数値が改善された場合、私のおかげですかね?

となってしまう。

 

これについては私もいろんなメンバーの目標設定の相談に乗りながらいろいろやってみている真っ最中。

明確に「この指標を取ろう!」と一発でアドバイスできるような最適解があるわけではないので、

やったことメモとしての備忘録。誰かのなにかの役に立つときが来れば。

 

本当はそもそものやることを設定する段階で、

何に課題があって、その原因は多分これで、それを改善するためにこの取組をする。

取り組みに効果があるかどうかの指標はこの数値を計測して推移を追う。

みたいなことをしているのが理想ではあるし、

それだとそもそもなにを目標とするかに悩まないんだけど(数字の大小では悩むかも)、

実際に今取り組んでいる実務においては、ぱっと飛びついて取り掛かってしまった目先の「なにをする」(≠なんのために)が

ある場合も往々にしてあると思うので、この方面のアプローチの仕方を…

 

いまやってること。

今の取り組みが何のためにやるものなのかという目的に沿って、

解決したい課題について、まつわる数字を計測してとにかく出す。

直接的なものも間接的なものも。

 

この目的を抽象的にしすぎたり、範囲を大きく取りすぎたりすると

自分の行動のインパクトを説明するところからそもそも難しくなってしまうので、

最終的な目的が「売上の拡大」や「解約率の低下」だったとしても「それを阻害しているなにか」「それを促進するためのなにか」に

関係する数字をできるだけたくさん羅列する。(↑のやることの設定の段階で本来やるべきだったことをやり直すイメージ)

 

で、ばーっと出たものを眺めて、自分がやっていることはこの中のどれにインパクトするものなのか?を考える。

売上や確約率のような大きい本丸をいきなり攻めないで、

この数字を改善したら本丸の目標にも影響しそうなところを設定する。

 

で、これを計測しながらいろんな策を試して手を打つ、というのを回していって、

一つの策が運用に乗ったら別の指標(KPI)を追加してそっちも追う。

そうすることで取り組み自体の精度をあげて本来の目的に近づけていく。

(ただ回すことを目標にしない、常にPDCA回しながら運用する)

 

ざーっとこんな感じ。

何度も言うけど、本来は「何をするか」の前に「何のために」(そしてそれをやるために障害となっている「何のために」)があるはずで、

ある程度業務内容に裁量があるひとは多少巻き戻したり

ここまでの動きをリセットすることになったとしても、そこから設定し直したほうが早い場合もありそう。

 

 

もしかしたら今はまだ考慮が漏れている、別の性質の仕事もあるかもしれないが、

いまのところやってみているのはこちら。

また続きがあれば書きます。

 

 

 

 

 

いろんなメンバーがけろっぴをくれます(うれしい)