​実は、私たちが普段スーパーの野菜コーナーで買っている大葉は、漢方の世界では**「蘇葉(そよう)」という立派な名前を持つ薬草**の一種なんです。

​この「蘇」という漢字には「よみがえる」という意味があり、魚の毒に当たって死にそうになった人を大葉(紫蘇)の薬で救ったという伝説が由来だと言われています。お刺身に添えられているのは、単なる彩りではなかったんですね。​

大葉には、**「ペリルアルデヒド」**という非常に強力な殺菌・防腐成分が含まれています。これが、冷蔵庫がなかった時代から、食中毒を防ぐための「知恵」として重宝されてきました。

​しかも大葉は「野菜の優等生」と呼ばれるほど栄養が豊富ですが、特に注目したいのが**「β-カロテン」**の量です。実は、大葉に含まれるβ-カロテンの量は、野菜の中でもトップクラスなんです。​β-カロテンといえばニンジン 🥕 のイメージが強いですが、実は100gあたりの含有量で比べると、大葉はニンジンの約1.2倍、ほうれん草の約3倍もの量を含んでいる「ベータカロテンの王様」なんです。

​このβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わり、鼻やのどの粘膜を強くしてウイルスから体を守る働きをしてくれます。まさに、天然のバリアですね。