【適応障害】回復とは、新しい歩き方を見つけていくこと
こんばんは。適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。適応障害で休養を続け、少しずつ動けるようになってきた頃、「前のように頑張れない」「考え方が変わってしまった気がする」と不安になる方は少なくありません。本当に回復しているのだろうか、と心配になる時期でもあります。けれど、その感覚は回復が遅れているわけではなく、心が自然な変化の途中にいるサインかもしれません。今日は、しんどい時期からの回復についてお話しします。回復は「元通りになること」ではない体のケガであれば、元の状態に戻ることが回復の目安になります。でも心の場合は少し違います。つらい経験を通ると、人は感じ方や物事の受け止め方が変わります。無理ができなくなったり、人との距離感に敏感になったりすることもあります。それを「以前より弱くなった」と感じてしまう方もいますが、実は心が自分を守る方向へ調整しているとも考えられます。回復とは、心がしんどくなった前の自分に戻ることではなく、これから安心して生きていける新しいバランスを見つけていく過程なのです。昔の暮らしには「整える時間」があった今は休むことに罪悪感を持ちやすい時代ですが、昔の人々の暮らしの中には、自然に立ち止まる仕組みがありました。たとえば温泉地に長く滞在する「湯治」は、体を癒すだけでなく、日常の役割や人間関係から少し離れる時間でもありました。また、地域のお祭りでは普段とは違う服装をしたり、大声を出したり、非日常を楽しむことで気持ちを切り替える機会がありました。こうした時間は特別な治療ではありませんが、知らず知らずのうちに心の緊張をゆるめ、生活のリズムを整える働きをしていたと考えられます。人はずっと同じ力で走り続けられる存在ではなく、立ち止まりながら回復していくものだったのです。変わった自分も回復の一部回復期には、「前と同じようにできない」と感じる場面が出てきます。以前なら引き受けていたことを避けたくなったり、静かな時間を求めたりすることもあるかもしれません。その中で、孤独感を覚えることもあるでしょう。けれどそれは後退ではなく、心が無理のないペースを選び直している状態とも言えます。頑張りすぎていた頃には気づかなかった限界を、今はきちんと感じ取れるようになっているのです。回復とは、元に戻ることではなく、自分に合った歩き方へ整っていくこと。少し変わったと感じる自分も、回復の途中にいる大切な姿なのかもしれません。前の自分に戻ろうと焦らなくても大丈夫です。人は立ち止まる時間の中で、ゆっくりと次の歩き方を見つけていきます。「病気だけれども少し心が楽になった」「治ろうと強く思わなくなった」そんなふうに感じられる瞬間が訪れたとき、自分と病気との間に少し距離が生まれています。そしてそのとき、もしかすると回復したと感じるのかもしれません。最後までお読みいただき、ありがとうございます。以下の適応障害専門カウンセリングのお問い合わせフォームよりカウンセリングの概要をご覧頂くことができます。よろしければお問い合わせフォームをご覧下さい。@media (max-width:600px) { .kakomi { margin: 20px auto !important; }}■ お問い合わせ ■適応障害専門カウンセリンへのお問い合わせは、下記よりお願いいたします。適応障害専門カウンセリングお問い合わせまたご質問等ございましたら下記フォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。お問い合わせはこちらからお願いいたします。