今日も訪問いただき、
ありがとうございます。
昔、小学校で算数の講師をしていた頃、
とても算数の苦手な女の子がいました。
仮にＡ子ちゃんと呼びます。
A 子ちゃんは九九を覚えるのも
苦戦していました。
ひとつの段を覚えたら
先生の前でその段を唱え、
合格したらカードにスタンプをもらい、
そしてまた次の段を覚える、
ということになっていましたが、
Ａ子ちゃんはまだ1個もスタンプを
もらえることができませんでした。
そんな彼女が、
ある日私のところに
うれしそうにニコニコしながら
やってきました。
「先生、１の段が言えるようになったよ！」
そうして
「いんいちがいち、いんにがに……」と
一生懸命一の段を唱え、
見事合格スタンプをもらえることが
できました。
一般的には、九九は5の段、2の段の
順に覚え、１の段は言わばおまけの
よう。
大体のお子さんは一生懸命
暗記するものとは思っていない
ものです。
でも、算数が苦手なＡ子ちゃんは
ある日九九表を見て、
１の段がとても覚えやすいことを
発見したのでしょう。
そこで、これならできると思い
一生懸命唱える練習を
したのだと思います。
それどころが、
１の段が言えるようになった
Ａ子ちゃんは、
これをきっかけに
２の段など他の段も
少しずつ言えるように
なっていったのです
１の段なら自分でも覚えられそう
ということを自分で発見し、
それを九九の
自分のファーストステップ
と決めて
取り組んだＡ子ちゃん。
この姿勢は見習うところがあるなと
何年経っても思い出します。
あなたも新年を迎え、
新たな気持ちで
目標を決めたことでしょう。
そのとき大切なのは
ファーストステップ。
あなたにとって
「１の段」になっていますか？
大きすぎたり、違う方向に
なっていませんか？
是非踏み出す前に
この最初の一歩は
「１の段」になっているかな？
と確認してみてくださいね。
そこで、あなたの「１の段」を
決めるお手伝いをします。
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