昨日の午後から強い鎮静をかけているので、少し落ち着いてきたように感じながら29日を迎えました。

朝方に2回呼吸苦を訴えて麻薬を飲みました。

かなり強い鎮静を入れたけど

若いから身体が頑張ってしまうんだそうです。

看護師さんに来てもらって更にモルヒネを追加で点滴しました。


お姉ちゃんは正直皆がもう見ていられない程頑張りすぎていました。


今度こそは…

眠るように楽に

逝けますように……

という気持ちとは裏腹に、

まだ生きていて欲しいという気持ちも強くありました。


追加のモルヒネを点滴した後は苦しそうな顔がなくなり、肩で一生懸命していた呼吸も落ち着いてきました。

意識もほとんどなくなってきてせん妄が少し出てきて、言葉にならない言葉を話したり手をのばしたり…


いよいよその時が来てしまう…


午後から夕方にかけゆっくりとspo2が下がってきて心拍数は150を越えてきました。

呼吸はゆっくりに

徐々に下顎呼吸になってきました。

みんなでベッドの周りに集まりました。

4人の子どもたちの話や、お姉ちゃんの小さい時の話をしてその時がくるまでを過ごしました。


19時すぎからは喘鳴が出てきて

より呼吸がゆっくりになり今にも止まりそうな程に。

みんなで見守りました。

泣きながら声をかけました。


子どもたちが一番近くに来てみんなで手を握ってママを見守ります。

まだ下の子はママがどうなっちゃうのかちゃんと理解出来ていないみたいです。

子どもたちの姿を見ていて、色々な気持ちが込み上げてきました。

なんでこんなことになってしまったんだろう。

なんでお姉ちゃんなんだろう。

うちには先代にも癌で亡くなった人なんていないのに。

なんでまだ41歳のお姉ちゃんなの?

子供4人もいるのに。

これからなのに。

なんでお姉ちゃんばっかり辛い思いばっかりしないといけないの?

誰のせいなの?

何がいけなかったの?




ついに、呼吸が止まってしまいました。




今でもまだどこかで生きていて、会えないだけなんだよなーと思う程この時の事は未だに信じられないです。

もう4ヶ月も経ってるのに。