散歩と言っても辺りをぐるっと歩くだけなんだけど、「星が綺麗♪」「こんな星空なかなか見ることなんて出来ないわね。」なんて言ってて結構楽しんでくれているみたいだ。


ひと回りして部屋に戻ると荷物が隅にまとめてあって布団が敷かれていた。


「寝るにはまだ早いよなぁ。」

時計を見て宏樹がそう呟くと、「雄輔、風呂行こう。」って言ってきた。


「え?」俺が聞き返すと

「せっかく温泉付きの旅館にきたんだ。たっぷり楽しまなくちゃな。」って言いながらタオルを手に取り、「ほら、行くぞ。」って俺を促してきた。


-つづく-