お酒は何でも好き
たぶん・・・強い。でも人に聞かれると「ふつう」って言っとく笑。
で、今日はまず、ビールの話。
お酒が好きなおうちなら、ちょっとだけ父親の晩酌を貰ったりすることがあった思い出があると思うけど、私は日本酒やワインには口をつけても、絶対にビールだけは飲まなかった。
それが、二十代の終わり頃。
ボジョレー解禁の日に、友人たちと連れだって、なぜか銀座の『ライオン』へ飲みに行った。
この『ライオン』は、昔ながらのビヤホールの面影をそのまま残した有名な老舗(ここと有楽町駅そばのニュートーキョーは、ビール好きにはたまらない雰囲気)。
で、私たちはその二階にある、ちょっと値段の張る方のお店で飲んだ。
こちらの方でワインが飲めたからだったと思う。
最初は一応、ワインで乾杯したと思う。
けれど、友人たちはビール大好きだったので、さっそくジョッキを頼んだ。
今はもう姿を見ないけど、当時はまだ、ビアマイスターが居て。
今日のサーバーは誰々、なんて名前が書いてあるタグが下がっていて。
それを見て、なんとなく雰囲気で、私も頼んでみたのね。
そうしたら・・・全然飲めちゃって。
サーブ仕立ての生ビール、しかもマイスターがきちっと入れてくれたビールだったからなのか。
軽いのど越し、サラっとした後味。
結局、続けて二杯頼んだような気がする。
なんちゅ~か、大人になって突然、味覚が変わる瞬間ってありません?
私は苦手だったミョウガや、秋刀魚のワタが、数年前からおいしくてたまんなくなったんだけど、アレと同じ感覚かな?
あれって、人生に於いて、一つの革命が起きたんだと思う(ようにしている。その方が楽しいじゃん)。
後で解って来たことだけど、サッポロビールって、キリンやアサヒよりずっと軽くてホップの苦みも少ないのね。
あの日以来、あれだけ苦手だったビール、ぐびぐび飲んでます笑。
ラガーとかエビスも飲むし、ギネスとか黒ビールも平気。青島ビールにタイやヴェトナム、メキシコ辺りの軽いのはもちろんのこと。
ただ、黒と白を比べると、やはりフルーティな白に軍配を上げてしまう。
ヒューガルデンホワイトなんて、大ジョッキ、でっかいコップ状態で持ち手がないバケツみたいのが来るけど、ぐびぐび飲んじゃう。
あと、地ビールにヴァイツェン
ちょっと濁った、発酵途中の香りに弱い。
東京もすっかり秋の気配で、ビール最高って季節はもう去ってしまったけれど、熱いチゲ鍋でビールはアリアリなんで、やはりビールが飲めて、人生の幸せが一つ多くて良かったなあ、と思っている。
でも、一番飲むのはレモンチューハイ笑←これがオチ!?