久しぶりに韓国の絵本の紹介です。

 

 

이 선을 넘지 말아 줄래?

 

直訳すれば「この線を越えないでくれる?」ですね。

 

小さな鳥たちのお話です。

 

ピンクの鳥さんが、おいしそう~~なみみずを捕まえて、緑の鳥さんに一緒に食べよう!と持って行くんです。

 

が、緑の鳥さんはみみずが苦手。

 

でも苦手とはいえず、今忙しいからとか、後でとか言い訳をして一緒に食べようとしません。

 

 

こんな風に見えない線がたくさんできてしまいました。

 

ピンクの鳥さんは、自分のことがきらいなのかな?と悩みます。

 

 

が、お互いに話をすることで誤解はとけます。

 

仲直りした鳥さんたちは、今度は緑の鳥さんがつかまえたハエを食べようと

 

緑のとりさんが誘います。

 

が、ピンクの鳥さんはハエが苦手・・・ってところで終わってしまうのですが。

 

 

 

 

 

裏表紙にはこう書いてあります。

 

おまえも当然好きだと思ったんだよ って。

 

 

こういうことってありますよね?

 

相手も当然、これが好きなんだろうとか、こうするのが好きだろうと思い込んで

そうしてしまうこと。

 

人にはそれぞれ好みがあるのだから、その好みを尊重してあげるということが大切なんだなと思います。

 

 

 

さて、この絵本を韓国人の方たちと一緒に読みながら話をしたのですが。

 

話をしながら、これって韓国人と日本人のお話みたいじゃない?

 

って話になりました。

 

 

もちろん・・日本人でもいろんなタイプの人がいますから、すべてがすべてというわけじゃありませんが。

あ、韓国人にもいえますね。

 

 

でも、私が一緒にお話した相手の韓国人と私がこんな感じだったかもしれません。

 

韓国人ってけっこう押しつけがましい?ところがあったり

 

これがおいしいから食べろ食べろと持ってきたり買ってくれたりしますよね。

 

断るのが悪いからという理由で日本人ってけっこう我慢しちゃったりすることもありますし

 

別の言い訳を考えて遠慮することもあります。

 

 

韓国人のその方に言わせると 「なんで言わないんだ?」 というのですが

 

わたしにしたら「なんで聞いてくれないんだ?」と思うわけです。

 

これ、おいしいから食べろーーーという前に、おいしいんだけど、一緒にどう? みたいに聞いてくれてもいいんじゃないか?と思うんですが、他の方たちはどうなんでしょう?

 

 

ある程度の線は必要かもしれませんが、超えたり超えなかったり

それはお互い疎通しながら調整していくのがいいのかな?とも思います。