どーん。
コジコさんと一緒に 占いに行ってきたよ。
場所は東京タワー。
何で東京タワーの占いに来たって?それはダルマのお仕事つながりのお菓子屋さんによく当たると評判の占い師さんがいたからだよ。
ダルマは当時、まだあたしと付き合ってる段階でもちろん結婚もしてなくって、彼女がいることもその占い師さんに伝えてなかったそう。
なのに だ。
こんなことを占い師さんはダルマに伝えてきた。ダルマ宛の占い結果恋愛部分のみ抜粋。
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ダルマさんの運勢をみると、今年は結婚の時期なので相手がいらっしゃるなら、その方を結婚相手に意識していると思います。
お相手がセクシーでお洒落好きな楽しい人、そして料理が上手な方、さらに生活力も旺盛で気性もはっきりとしている。
女性としてはやや気が強い方に入るが屈折していない方でケンカしてもすぐに仲直りできる方ならダルマさんの結婚相手にふさわしい女性です。
もしも、知的(先生レベルとか)でとても女性らしくロマンチックで誠実、
しかも母性本能が強く世話好きで尽してくれる人、女性友達が多い人
これは、一見良い様に思いますが恋愛には向いていますが、結婚の相手ではありません。
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これはっ!あたしは前者にめっぽう当てはまるんじゃなかろうか。セクシーな楽しい人って言ったらクラブのママを連想しますが、後者に比べたら断然前者だ。
しかも結婚することも伝えてないのに、なぜ今年が結婚するってことが分かったのだろう。すげえ。あたしも見てもらいたい。
という訳ではるばる行ってたよ。
東京タワータワーへ。
占い師さんの篠さん(以下しのっち)を見付け「初めまして。ダルマの妻です」と挨拶すると「ああ」と笑顔でお迎えしてくれました。
まずはコジタンが見てもらったよ。
しのっち占い師は出生日時で占うんだよ。あたしは自分の出生日時を知ってたけど、コジタンはどうか。わ。知ってた様子。「◯年◯月◯日、明け方の4時です」と言う。さあさあ、占ってもらおう。
しのっちが言うことはとても興味深い。
人は生まれてくる時に神様に『こういう人生を私は歩みます』とプレゼンをするんだって。生まれた時から、人は運命の相手も決まってるし、こんな性格でこんな人生を歩むって決まってるんだって。離婚とかしちゃう人は決められた道から外れて生きようとしたから失敗しちゃうんだって。
その占いでは「自分がガン体質であるか」とか、「子供を授かる運命なのか」とかも分かっちゃうんだって。気になる彼がいるなら、その人の出生日時が分かれば(時差もあるらしいので出生場所も必要)、自分との相性も分かっちゃうんだって。
ふえー。それってすごくなあい?
まず見てもらったコジタン。あれやこれや言われ、えー!と衝撃を受ける事実あり、ふむふむと納得するところもあり、わあ そうなのか!とうなずくところもあり。
でもあたしは正直負に落ちなかった。
コジタンが「男なみに仕事が全てで。金や出世には困らない」と言われたことだ。
コジタンは確かにすごく仕事を頑張ってるし、すごく仕事を大好きだし、デザイナーというのは天職でその才能は周りの誰しもが認めるものだと思う。
でもあたしはコジタンが仕事一筋で、プライベートを棒に振ってまで頑張るタイプじゃないな と思っていた。だってコジタンの休日は本当にいつも楽しそうでいろんな友達といろんなところに遊びに行き、すごく自分の人生を満喫しているように思えていたから。
だから恋愛よりもプライベートよりも仕事が楽しくて仕方がない人 と言われた時は、心の中で「むむー。そうなのかなあ」と思っていた。
他にもコジタンがもやもやしていたことをズバっとアドバイスされ、「そうかー。今まで悩んでいたけど、そうするのが一番良いのかな」なんてコジタンもあたしも「コジタンの人生の今後につながる大きな一歩」について考えていた。
それからコジタンはガン体質の生まれだと言われてしまった。そう言われたからと言って、必ずガンになる訳じゃないけど人一倍に気をつけなければいけないと言われた。それを言われてコジタンが「そうかあ。たしかに家がガン体質の血筋だからなあ」と潔く運命を受け入れていたけど、それを聞いてあたしはあとわずかで貧血を起こすところでありましたよ。
そんなこんなであたしの占いの番に。
前にも書きましたが、しのっちはダルマのお仕事のお客さんで、ダルマに初めて会った時に強いオーラを感じたという。
(お菓子屋さんというのも、本当は占い師が本職なんだって。というのも、自分の占い結果で この時期に店を出せば売れる と出たので、それを実証してみようとやってみたところお店が大成功したんだって。郁恵・井森のデリデリキッチンにも出てた様子。今でもお菓子が笑っていいともに出たり、思いっきりドンで紹介されたりしてるらしい。すごいなあー!!)
『どんな人なのか興味があったのでダルマに出生日時を聞いて占わせてもらったのよ』としのっちが言った。占い師さんに「見てみたい!」と思わせるダルマのオーラってどんだけすごいんだ。
しのっちはダルマの出生日時を知っていたので、まず2人の相性について聞いてみたよ。
「本当にダルマと結婚して良かったのか?」
ということを。
もちろんダルマのことが世界で一番大好きだし、一緒にいてとっても楽しいよ。でももしもあたしに他に運命の相手がいたとしたら・・??
そんな質問にしのっちが、あたしの出生日時を照らし合わせ驚いた表情を見せた。
「すごい!!今まで他に見たことないくらいの相性の良さですよ。ヒャクパーと言えるぐらいの運命の相手だ!」と言う。
えええええええ!!そんなことってあるのかしら!
くるりと占い結果の出されたパソコンの画面を見せてくれた。複雑な記号がたくさん並んでいる。どうやらこの記号があたしとダルマの性格や生きる道を記すもので「お互いの望むべき相手の欄」にピッタリ同じ記号が並んでいたのだ。相思相愛の様子!
しかもしのっちはダルマのことをベタ褒めしてくれた。ダルマはすごい出世する男で、あたしも金運の良い星回りにいる。将来金に困ることはちっともない と嬉しい言葉を言ってくれた。
えええ。
今、こんなに貧乏夫婦なのに、本当に将来大丈夫なんですか?
あたしはこの質問を何度したことだろう。だけど聞くたびにしのっちは「大丈夫」と自信満々に答えてくれた。
今まで人生の中でいく度か占いというものに触れ合ったことがある。その占い師から必ず言われることは「あなたは将来 玉の輿になる。金には不自由しない暮らしができる」ということだ。
しかしダルマと結婚し、金のことは諦めたつもりだ。どれもこれも占いは当たらなかったんだ と思った。でも金がなくたって毎日が楽しいし、本当にシアワセだと思えるんだから金に苦しくたっていいやと思っていた。
なのにやっぱり将来金に困らないと言われた。ダルマは仕事人間で、どんどん出世もすると言われた。確かに今の会社に入社して半年なのに、つい最近出世したのだ。チームリーダーとなり部下もついた様子。会社の人からのメールをちらりと横目で盗み見すると、ダルマがいかに会社で必要とされてるかが安易に分かるほどだ。
なんだー。早くどんどん出世してほしい。
しかし彼がピークになるのはまだ随分と先で、彼が45歳になる頃から仕事運は急上昇するらしい。
あたしが49歳の時じゃん。もうすっかり初老じゃんっ。
もし本当に占いが当たるとするならば、49歳になったあたしはダルマが稼いできたお金で、道楽でカフェのひとつでも経営してるマダムになっていたいと思う。
他にもいろいろ聞いたよ。
両親のこと。周りの友達のこと。仕事のこと。健康のこと。将来の赤ちゃんのこと。
本当に親切にたくさん教えてくれました。
寿命だけは教えられないんだって。調べたら分かるそうだけど、それは占い師は教えたらいけないことになってるんだって。いくら分かったからって確かに聞きたくない。
おまけで手相も見てくれたんだよ。
あたしの手相は線が一本一本クッキリとしている。
手相はその人を表しているんだって。線がシンプル=わかりやすい人 ということらしい。よくみんなから言われることもたくさん言われたよ。
マジメ。明るく元気。直感に頼るところがある。裏オモテが無い。考えてないようで実は色々考えてる。など。
本当にいろんなことを見てもらって大満足。
その後はコジタンとカフェで占い結果についてあーだこーだと検証した。
家に帰るとダルマに「やっぱりあなたが運命の相手だったよ!」と笑顔で伝えて抱きつきました。巡りあえてよかったね。あたし達、出逢うべくして出逢う運命だったんだね。キラキラ。
夕飯を作ってると、コジタンが衝撃の事実をツイッターでつぶやいていた。
えっ !!!!!!!
「わたしの出生時間、明け方じゃなくて夕方の4時だった!」
えええええええええ っ!!!!!!!
一体あたしたちは、あの時間、誰の占いを聞いていたのだろう。どこぞの
誰かさんの占い結果をあんなにウンウン真剣に聞いて、どこぞの誰かさんの占い結果でコジタンの大事な一歩を踏み出すところであった!
しのっちへの申し訳なさと、コジタンへの哀れみの気持ちと、あの占いがやっぱり違ったんだという安堵でいっぱいになった。
とってもしっかりしてそうに見えて、本当の本当にウッカリなコジタン。
次は本当の出生日時で再度占ってもらってコジタンが「ウッカリ屋さんな人です」と言われたら、「ああ!まさしく当たってる!!」と大きくうなずきたいところである。
とにもかくにも、占いとはその人の人生全てを決めるものでは無いもので、生きる上での道しるべになるものだと思う。迷ってる時に背中をそっと押してくれるものだと思う。
人生の道に迷ってるそこのあなた。一度占いに行ってみてはいかがかな(´∀`)ノ