高速バスに乗って
父に会ってきました。


エンディングノートP26
「ごきげんな毎日を生み出す10の断捨離」に

自分を悩ます「巨大なモンスター」だって
きっと「小さなウサギ」に変身してしまう
はずです。

とあります。

私の中で
巨大モンスターだった父が
小さなウサギ🐰はてなマークとは言えないけれど 

今や
普通のおじいさんになっています。

以前は
電話をかけてきては悪態ついて
噛みついてきていました。
恐くて恐くて、ビビってました。


最近は
自分で電話がかけられなくなり
こちらから電話をかけると
「ありがとう」
 「身体に気をつけて」
 「顔が見たい」
などと言ってくれるので、顔が緩みます。


母が長期入院していて
一人暮らしが長くなり 
寂しく人恋しいのでしょう。


身の回りのこと全て
ずっと母にやってもらっていたので
母がいなくなったら
到底ひとりでは生きていけないだろう
と思っていましたが、
なんとか一人暮らししています。


もちろん、
いろいろな人の力をお借りして
多くの人のお世話になって


わがまま言って
大騒ぎして
迷惑をかけているのに
誰も父のことを放っておかないでいてくれる。

ケアマネさん、ヘルパーさん、看護師さんなど
交代で来ては父に寄り添ってくださる。
同じ話を何回しても、笑って聞いてもらえる。

どうにかして
力になってあげたい
助けたいと思ってくださる方々
父の命が尊重されている。

なんとも有り難いラブラブ


子どもが親の面倒をみるのが当然
という観念からすると、
今の私は親不孝
非難されるところ。

私自身、年老いて介護が必要になった
両親のお世話をしないことを
後ろめたく、罪悪感を抱いていた。


けれども
そのおかげで
父は家族以外の人と繋がることができている。

以前を他人を家に入れることを
とても嫌がっていた両親だったのに。

父も母も懸命に生きようとする気力は強く
病も困難も乗り越えて生かされている。


人の内側に眠る力は計り知れないと
つくづく思う。

やっぱり
ウサギじゃなくて
モンスターかもしれないびっくり

ただ、前よりはずっと
かわいくなりましたラブ