7年ぶりに、
もらった時から1度も開いていないアルバムを開いた。

孤独と寂しさだけで、
私といたのかと思ったが、

そうじゃないことを知った。

彼がいかに、
私を誇りに思っていたか知ったのだ。

7年経った私は、
昔の私とは違うけど、

大丈夫。

私は、
こんなにも愛されていたのだ。

美しい写真と、
思い出をありがとう。

自信をくれて、ありがとう。
たくさんの音楽を、ありがとう。

私はもう、
自分なんて愛されていないと、
勘違いするのはやめる。

そう思って、
生きていくのはやめる。

私は、愛されていたのだから。
こんなにも。

きっとみんな、
私を愛してくれていたのに、

それを受け入れることが出来なかった。
自信がなくて。

不安になって、
逃げたり依存したり。
愛情を確かめるために、
わがままになったり。

でも、分かった。
今。

私はこんなにも愛されて、
こんなにも誇りに思われていたのだ。

こんなに幸せと笑顔をもらっていたのだ。

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部屋中に散乱するCDのなか、

私に聞かせたいと、
何時間も何時間も。

パリの大通り、
ケンカしながら、
CDを売りに行って、

ノルマンディに、
チョコレート。
オルゴールに、
伝えきれない思い。