この絵本を読んで以来、ユウくんは気になってたまらないようです。
- しばてん (田島征三)/偕成社
- ¥1,050
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この迫力ある絵本は、
高知県で親しまれている「しばてん」という妖怪(?)をモチーフにした創作絵本で、
元は田島征三さんの自費出版だった作品だそうです。
これを子どもがどんなふうに読むのか?
正直私はわからなかったけれども、
どうにもこの迫力に押されて、絵本を買った。
ユウくんやハヤくんが好んで手に取るかはわからなかった。
でも買ってきた日にさっそくユウくんが読んでと持ってきた。
そこに描かれているのは、
人間の業というか、
村人たちの悲哀というか、
権力の行く末というか…
とにかく一言で表すのが難しい。
どちらかというと、重苦しく後味の悪いお話だ。
それでも、ユウくんは二晩連続で読んでと持ってきた。
やっぱり小学一年生、
人間の悲哀というか、醜さや美しさも含めて、
多面的なものを感じられるようになってきたのかな。
絵本を読んだ後に、あれこれ説明することはないのだけれど、
「しばてんってなに?」と聞かれて、私も悩む。
決して読んで楽しくはない物語、
それでも魅かれるのは人間だから?
とりあえず今、我が家の本棚にひっそりと並んでいます。
ユウくんは何を受け取ったのかなあ?