パパ、お月さまとって! | 絵本で育む☆ハッピーライフ

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子育ての中で読んできたおすすめの絵本や本、そして絵本講師・学校図書館司書としての活動などを紹介します。
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パパ、お月さまとって!


パパ、お月さまとって!/エリック カール
¥1,680
Amazon.co.jp


「お気に入りの絵本」として、とりあげられることも多いこの本。



お月さまと遊びたい娘のモニカに、「パパ、お月さまとって!」と言われたパパ。

ながいながーいはしごを、たかいたかーい山の上にたてて、お月さままで上っていきます。

しかし、大きなお月さまは持って帰れません。すると、お月さまは、小さくなってから持って帰るように勧めます。

パパは、お月さまが小さくなったときに家に持って帰り、モニカは大喜びでお月さまと遊びます。

お月さまはさらに小さくなっていき、あるとき消えてしまいますが、しばらくするとまた空に浮かんで、今度は大きくなっていくのでした。



とにかくパパがいい!

子どものお願いを「きちんと真面目に」受け止めて、実現してしまうのですもの。

そしてお月さまもいい!

「小さくなってから持って帰ったらいい」なんて、やはり二人のの願いを「きちんと真面目に」受け止めているんですね。


仕掛け絵本でもあるので、

ながいながーいはしごは4ページ分の長さがあり、

たかいたかーいはしごは2ページ分の高さ、

大きなお月さまは、4ページ分の大きさがあります!


ユウくんこれに大喜び!!

読んだ後に、自分でページをめくりながら、はしごやお月さまの大きさを確かめていました。


また、月の満ち欠けがお話の一つの要素になっています。

お月さまが小さくなったり、消えてしまったり、大きくなったり。

子どもにとったら、それは不思議で不思議でしょうがないことなのかもしれません。

大人になった今でも、やはり神秘的で惹きつけられます。


夏になって、お月さまを見る機会も増えるはず。一緒に楽しんで眺めたいですね。