ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」  -2ページ目

ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 

自然農法の野菜・ハーブを取り入れたライフスタイル

フレッシュハーブ、ドライハーブ、精油、タラソ、お酒、ソルト!

バスタブに張ったお湯に、何かを入れないと気が済まなくなっています。


明日からの1週間に備えて、今日はぐっすりゆっくり眠りたいので、

お風呂でラベンダーを満喫しようと思います。


ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 

ラベンダー・ゼラニウム・スイートマジョラムの精油を加えたバスフィズ(重層・クエン酸・コンスターチで作ります)とドライラベンダー(ホリスティックファーム産)をガーゼに包み、バスタブに入れますSAYU ハーブ

リラックス効果も高く、筋肉痛の緩和にもなります。

今回はバスフィズとドライハーブを使いますが、チンキ剤などを作り置きしておくのも便利です。


アロマテラピーでラベンダー(Lavandula officinalis)とはベタな話しですが、

ラベンダーの精油に出会ってからは、その魅力にとりつかれています。


特に私はフランスの野生ラベンダーのエッセンシャルオイルが気に入って使っています。


美容にも効果的で化粧水やトリートメントオイル(マッサージオイル)に加えるのも良しですが、

一番便利なのが、やけど、切り傷、吹き出物、虫さされなどに直接塗布することが出来るところです。

(もちろん個人差やけがの大小は考慮しなくてはいけませんが・・・)

いろいろなシーンで使用できるので、外出時に持ち歩くと重宝します。


紙で手を切ってしまった時、調理中に鍋の油が手の甲などに飛んしまった時、熱いものにちょっと触れてしまった時などに、ラベンダーを2~3適ほど傷口にたらしておけば、驚くほど早い回復が期待できます!


ただし、作業中にこの香りを嗅ぐとやっぱり眠くなってしまいます。
(主要成分の酢酸リナリル・リナロールは鎮静効果にすぐれています)

作業中にけがをした場合は、睡魔と闘う覚悟をしないとだめです。

経験済みの方、多いのではないでしょうか??


*ラベンダー精油は安全ですが、精油の体への使用は妊娠初期は留意する必要があります(メーカーによっては用量を守れば使用可能です)。また、低血圧の方は、眠気が強まる可能性があるので、注意して下さい。

医学研究者・臨床医でもあるアンドルー・ワイル医博の著書、「ナティラルメディスン」を久々に読みなおしています。


私にとっては、これまでの経験や感覚で感じてきたことを再確認出来たり、新たな発見や視点をみつけることの出来る本です。


私は感じたことや知識を言葉に変換するのが苦手なので、系統立て、感性と知識を表現している本(著者)が大好きです(もちろん知識・経験量が私とは違うのですが・・・)。


さて、この「ナチュラルメディスン」の第1章に「健康的な食生活の9大基本条件」が述べられています。


内容は


①知性ではなく感性で食べよう!

 味覚と臭覚はなにが体にいいか教えてくれる優秀なガイド(体の知恵)であって、自分の体に訴えるもの、体が喜ぶものを食べるべき。嫌いなのに体にいいといいって考えて食べたり、からだにいいと言われて食べるのは、体の知恵に耳を傾けたことにはならないとうことです。


☆体の知恵

食だけでなく、アロマテラピーでも同じようなことが言えます(他のセラピーとも共通していると思いますが)。

私は、アロマテラピーを行なうときは(自分のもクライエントにも)、今日はこの香りを嗅ぎたいという感覚を一番大切にしています。


セラピーを行なう際、初めのうちは、安全性やクライエントさんの状態に合わせていくつかの香りの中から、好きな香りを選択していただきますが、感性を大切にし、繰り返しセラピーを行なっていると、クライエントさん自身が自分の症状にフィットした香りを自分の感性で選んで行けるようになります。初めは抵抗感のあった香りがどんどん好きになることもあります。


②味わいつくし、舌鼓をうって食べよう!

 消化活動は食べることを味わい尽くし、食べることを心ゆくまで味わった時に一番効率よく働くということです。


③食物を幅広く食べよう!

 食べるのの種類を増やすことで必要な栄養素がすべて確保でき、また、体に良くないものを食べすぎない最良の方法でもあるということです。


④食卓に新鮮な食物を置く!

 五感を磨いて、新鮮な食品に目を向けるようにということです。


⑤大食より小食を!

 小食は本気で試みる価値があるということですが、口で言うのは簡単、難しいですね。


⑥質素な食事の味わい方を身につけよう!

 採れたての野菜や魚に軽く火を通したり、そのまま、レモンやハーブ、オリーブオイルなどの簡単に調理したもの。採れたての果物など、手早く適切に調理されたものシンプルな形で味わう術を身につけるということです。


⑦バランスの採れた食事!

 耳にたこが出来るほど言われていることです。3大栄養素がただしく配合された食事するために、栄養素について、体がそれをどう使うかを知っておく必要があるということです。


⑧野菜をたくさん食べよう!

 カリウム、ミネラル、ビタミン、繊維質のすぐれた栄養素。野菜嫌いは親・環境から後天的に学ぶことが多く、野菜を美味しく食べるには、材料が新鮮で、調理も正しくなければならない。野菜に関する知識を学ぶには多くの時間と知識が必要ということです。


⑨食生活に実験精神を!

 自分の健康に最も合った食生活を見つける方法は、自分で試してみることしかない。大切なのは食生活を変えようと腹を決めることであり、食生活を変えたら、それが自分に合っているか、楽しんで食べているかに注目し、最良のガイドである自分自信の体でためしていくということです。



個々の環境や社会、体質や生活は人それぞれ違います。

正しい食事がこれだー!とうものはないのでしょう。

自分にとって一番の治療家は自分自身ですね。

自然農法で栽培された野菜やハーブを食べた瞬間、体が活性化して、元気が出るような感覚になります。

もちろん単純に栄養価が高いということもあるのでしょう。


贅沢な話ですが、おいしい野菜のポイントは

「自然農法の旬の野菜」

「食べごろで収穫されている」

「採りたて新鮮」

この3つはかかせません。


ファームから郵送される採りたて野菜のダンボールを空けるとフレッシュな香りがあふれてきます。

この瞬間も楽しみです。


農場で採りたて野菜を直接いただくのが一番なのですが、

採りたて郵送でもおいしい野菜を五感で楽しむことができています。






KOHLRABI (Brassics oleraces var.gongylodes


アブラナ科 越年草

ビタミンA・B・C・U、カリウムなどを豊富に含んでいます。

*ビタミンU(キャベジン)は胃の粘膜を保護し、肝機能を活性化させると言われています。



ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 

ホリスティックファーム、「今年初」のコールラビです(暑すぎも寒すぎも嫌いな野菜です)キラキラ


コールラビは白と紫の2種がありますが、肉質はどちらも白です。

球状に肥大した茎の部分をいただきます。

形はカブに似ていますが、キャベツの仲間です。


サラダにピクルス、煮込み料理、炒め物など、どんな料理方法でも美味しくいただけます。

フレッシュだとシャキシャキとして歯ごたえを、火を通すとさわやかな甘さを楽しむことができす。


煮物 料理方法


ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 


葉を落とし、丸い茎の部分の皮をむきます。

サラダにするときは薄くスライスしたり、千切りにします。

スープ・煮込み料理などの時には、カブと同じ要領で調理できます。



ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 


コールラビとニンジンのマリネ


コールラビ半分は千切りに、半分は薄くスライスしてハーブで香り付けをしたオリーブオイルでソテー。これを、千切りにしたニンジン・オリーブオイル・ビネガー・ハーブ(ローズマリー・タイム・オレガノ・ニンニク)、塩・コショウで和えました。


コールラビの甘さと、シャキシャキ感を同時に味わうことができます。


ホリスティックファームのニンジンはとっても甘くて、豊かな(良い意味で複雑な)香りがします。

調味料なしでも美味しくいただけるので、料理に少し使うだけで、料理上手になった気分ですにんじん
















FLORENCE FENNEL (Foeniculum vulgare var. azoricum) 

セリ科 ウイキョウ属 

一年草(食用として株を取ってしまうので、一年草として扱われています)

消化を助け、利尿作用・解毒作用にもすぐれています。



ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 -フローレンスフェンネル 

2日前に、ホリスティクファームから到着したフェンネルですkirakria*


ハーブとして扱われているスイートフェンネルをイタリア野菜として改良した種です。

株もとが大きく成長するのが特徴。

甘くすがすが風味を持ち、余すところなく料理に利用することができます!


今日の昼食は、このフェンネルを使ったスープにします。


鍋 レシピ フェンネルスープ スープ


材料(4人分)


スープ フェンネルの株       1株

スープ 水(または野菜ブイヨン) 2カップ

スープ 豆乳(または牛乳)     1カップ

スープ 塩コショウ          適量



作り方


① フェンネルの株の部分を一センチほどの輪切りにします。


 ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」        

 ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 

ポイント

右の写真の羽のような葉の部分は、魚料理の風味付けに利用できます。焼き魚の場合は魚の腹に詰めて、  蒸し料理の場合は、そのまま加えます。

また、フレッシュの状態でカルパッチョなどに加えてもアクセントになります。

個人的には、思い切って大量に使った方がフェンネルの香りを楽しめると思います。


ポイント

左の写真は株の中心部です。柔らかい部分なので、サラダなの生食用としても美味しくいただけます。


② 輪切りにしたフェンネルを水2カップで20~30分をほど(柔らかくなるまで)弱火で煮詰めます。

   焦がさないように気をつけて・・・


 ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 

ポイント

今日はストックしておいた野菜ブイヨンを使っています。水を使うよりコクがでて、栄養価も高くなります。

野菜ブイヨンは、セロリ、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、ハーブなど残ったものや、食べきれそうもない野菜を水で煮詰めるだけで出来るので、ストックしておくと便利。



③ フェンネルが柔らかくなったら、ハンドミキサーでポタージュ状にし、豆乳を加え、弱火であたためます。


ポイント

フェンネルのスープを作る時は濾すのが一番ですが、今日は時間短縮で、ミキサーを使いました!



④塩、コショウで味を調えます。お好みでハーブやカイエンヌペッパーを少量加えてもよいと思います。

 (コクが必要な場合は生クリームなども加えます。)

 ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 


出来上がり!甘い香りの中にほろ苦さを感じる優しい味わいです。



今日はフェンネルの根の中心部を使ってサラダも作りました。

根の中心部をスライスしたものと、トマトのピクルス・エンダイブ・チコリジュン(野菜は全部ホリスティックファームのものです)をオリーブオイル・塩・コショウであえただけです。

お米は、五穀米に北アルプス産古代米の紫米を使ってみました!


肉とか魚とかたんぱく質源も欲しかったのですが、残念ながら冷蔵庫に入っていませんでした。。。。



ホリスティックファーム便り 「都心で楽しむ自然」 



さて、多くの神話に登場するフェンネルは、さまざまな薬効があり、昔から珍重されてきました。


生食用のフローレンスフェンネルも素晴らしいのですが、

ハーブや精油で使用されるているスイートフェンネルにも素晴らしい効果が満載で、重宝します。


次回はスイートフェンネルについて書き込みたいと思います。


YUMI YAMDA

プロフィール ラベンダー


1993年の渡仏をきかっけに、植物療法への関心が高まり、帰国後、ハーブや植物に関する仕事に携わりながら、植物療法の哲学の中心でもある、ホリスティクな健康観を探求するため、アロマテラピー・メディカルハーブ・臨床心理学を学び始めました。

現在は医療・産業領域で、心理カウンセラー、アロマセラピストとしてセラピーを行っています。


ホリスティックとはラベンダー


1926年にジャン・クリスチャン・スマッツという思想家が「ホーリズム(holism)と進化」という著作の中で「holism」の形容詞として、初めて「Holistic」という造語を使いました。「holismはギリシャ語の「holos(全体)」を語源としていて、そこから派生した言葉には、「whole」「heal」「holy」「health」などがあります。

つまり、「health(健康)」という言葉は「holos(全体)」に根ざしています。現在は、「全体」「関連」「つながり」「バランス」といった意味をすべて包含した言葉として解釈されています。


*ホリスティックの定義は http://www.holistic-medicine.or.jp/  を参照ください!


ここ数年、ホリスティックの重要性も認識されるようになりました。実際、人の健康をとらえるためには、こころとからだで感じる全ての感覚・体験と、自然や環境とのつながりやバランスを重視することが大切だと感じています。

ホリスティックの奥の深さに圧倒されることもありますが、今ある自分自身と環境の中で、シンプルに毎日の生活を通して感じとっていきたいと思っています。





知多半島の最先端にある 「ホリスティックファーム」 では、自然農法により野菜やハーブが栽培されています。


ミネラル分の豊かな土壌と潮風をうけて育った野菜やハーブは、香りも味わいもとても豊かで、その香りや味わいを思い出すだけでも、活力が湧いてきます(言葉で表現するには限界がありますが・・・)。


実は、私はかなりのアナログ人間で、これまではパソコンに触ることを出来る限り避けてきましたが、ホリスティックファームの野菜やハーブの素晴らしさを少しでも多くの方と共有したく、一念発起し、ブログの書き込みにチャレンジします。


植物の力を借りて、楽しみながら健康を目指し、同時に、自然や大地の恵みの素晴らしさを感じていきたいと思っています。



ローズマリー ホリスティクファームHP ハーブ → http://holistic-farm.com/