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☆数年ぶりにメールをくれた元彼との過去の夢うつつを、ゆっくり綴ります☆
大阪でのお家探しを始めた初春の時から捜し物をスタートさせたのに、季節が変わろうとしてもちっともサロンが見付からないの。
私の移動区域が、そんなにサロンが浸透していない地域だとは思わないけれど・・・。
好き、と思う場所がなかなか見付からなかったのです☆
最近のサロンは各に趣を変えて、集客に積極的な時期を終えて、淘汰の時期に入っている。
価格帯も施術内容も多様化になった後、整理・洗練されていくという事は、ユーザーの私達には嬉しいことね。
でも店舗の個性化が進み過ぎるとユーザーの好みも次第に細分化され、流行に叶う内容だけが重視される。
そして結果的に個性的なサロンだけが残ってしまう。
だからお世話になっていたサロンと同系列のお店に行っても、馴染める雰囲気までは見付けられない。
少し特殊過ぎるのです、もっと普通で良いのに。
もっと、密やかで良いのに。
贅沢かもしれませんが、ゆうにとっては悩ましいことです☆
模様が好きでも、肌触りがしっくりしなくて結べないスカーフのように。
色は好きでも、結んだら余る靴紐のように。
形は好きでも、握ると手に余るケトルの取っ手のように。
それはごく個人的な好みなのです、でもだからこそ、甘くたいせつなこと。
そしてサロンは、私自身を大切にする秘密の場所。
自分の加齢に真正面から向き合う、自分の中の「女育て」の場所です。
自分の肌や骨格と向き合うと、自分の生活そのものの美点や欠点が見えてくる。
それは私にとって、日々の答え合わせをちゃんとする、安心と反省をきちんと拾う空間です。
自分育ての場所なのだもの、こればかりは主人にお願いするわけにはいかないでしょう?(苦笑)
そしてその場所を、大阪で見付けたい。
ここが好きだから。
だからゆうは特に四つ目を、丁寧に丁寧に探していたのよ☆
評判を聞いて、あるサロンに行きました。
会員の紹介がないと入れない、エグゼクティブなサロンも「冒険」しました(笑)
職場のお友達に案内して貰って、小綺麗なカップルルームに挑戦してみました☆
どれも滑らかでした、けれど、どこか違うのよ。
「それなら、元のサロンに通えば良い。
それぐらいの頻度なら、気分転換になって良いじゃないか」
優しく大らかな旦那様は、そう言って眉を解きます。
私が習慣を守れずに不安でいる事を、よく知っている腕で。
彼は私の背中を甘く囲った。
ありがとう、嬉しいけれど、それでは意味が無いのよ。
ここで見付けなければ、ここでの安堵が薄くなってしまう。
それに、貴方の足下で習慣を守る私でなければならないとも思うのよ。
それも、私のきまりごとなの。
ただでさえ、新しい事や物が多すぎたあの時期。
あの時の私は実は彼の為というよりも、自分の為に安心したかったのかもしれない、と今は思います。
引っ越し先の不慣れな空間は、やはり孤独だったわ。
どんなに温めても素足で歩けない、部屋の片隅のように。
そこだけは爪先立って歩かなければならないように・・・。
小さくきんと、冷えていたのです。
だからそれまでの習慣を携える事で、その効果よりも、「きめられごと」を踏む私に安心したかったのかもしれないわ。
そういう風に、自分の足下をゆっくり温めたかったの。
「○○に新しいサロンが出来たんだって。
ゆうちゃんも会った事のあるテクニシャンのサロンだから、一度行ってみたら?」
遠方の懐かしい先生からの、優しい気遣いのメール。
「引っ越し先ですぐには通えるサロンが見付からなくて、きっと不安でしょう。
ゆうちゃんは、ちょっと恐がりだもんね。
サロンは肌も心も整える所・・・。
早くゆうちゃんの居場所の一つが見付かりますように。」
ありがとう、先生。
私の肌に近い方は、私の乾きも潤いも熟知しているようです。
知られているという事、その安心感。
ゆうにとっては優しい繭のひとつ。
彼女の所だったら、安心出来るかもしれない。
馴染みのテクニシャンのお店だという事も、来店を決めた大きな理由でした。
それまで探し続け、そして馴染めず、少し疲弊気味ではあったものの・・・。
やはりゆうは香水を微量にして、そのサロンに向かったの。
(優しく、続きます。)
☆数年ぶりにメールをくれた元彼との過去の夢うつつを、ゆっくり綴ります☆
季節は音を連れてやってくる。
ゆうはそう信じているの。
春はさわさわと。
夏はさばさばと。
秋はさくさくと。
冬はさらさらと。
だからおとづれと言うのね、と、そんな風に言葉を探す時間が好きで。
そう探し当てて、とても安心する。
自分の気持ちを言葉に当てはめる作業はとても好きなのよ。
そう穏やかに独りごちて、ゆうはふと溜め息をつくの。
その溜め息は、とてもまろやか。
なのに、今年の春はまださわさわと散ってくれない。
大切な習慣が、まだ決まっていないから。
だからまろやかさが、不安げに揺れる。
それは数年前の晩春でした。
その頃の私は大阪に来てまだ日が浅く、四つの大切な物が見付からずに悩んでいたの。
習慣は、私にとって日常のお守り。
それを守り、身に付け、為し得ている事は、私に優しい安堵を連れて来てくれる。
その空間に力を抜いてぺたんと座り込んでいられるのよ。
それはゆうがゆうとして居られる、私的で物理的で心を穏やかにしてくれるお守りなのです。
一つ目は、気の置けない女性店員の居る美容室。
二つ目は、広い駐車場のある靴のお直し屋さん。
三つ目は、イタリアワインが充実したワインショップ
四つ目は、お香の香りがきつくない、隠れ家風のエステ・サロン。
三つ目め以外は、私の日々のささやかな安堵と理想の為に。
そして三つ目は、大切な旦那様の為に。
ゆうはずっと探し続けていました、そしてその中の三つは、徐々に見付かったの。
けれどもう春が暮れているのに、四つ目が見付からない・・・。
引っ越し先からご紹介を受け、ある程度まではどれも目星を付けていたものの・・・。
シャンプー係は若い男性だったり(ごめんなさい、苦手です☆)
駐車場が縦列駐車のみの様子だったり(ごめんなさい、大の苦手ですっ★)
雰囲気はとても素敵なのだけれど、お財布がうんと言わなかったり・・・(だって無理だもん・笑)
難しくって、溜め息。。
それまでの・・・特に身の回りに関する、長年育んで来た小さくて大切な習慣を、生まれて初めて降り立つ関西の地で見付ける事は、やっぱりそう簡単な事では無いわね。
住み慣れた後には素敵なお店やサロンを大阪でも沢山見付ける事が出来たのに、その時は街に不慣れで目に入らずにいたみたい★
例えば気持ちに余裕があるとふと目に止まる花々があるように。
あの頃のゆうには気持ちに隙間が無く、その後行きつけとなる小さくても品がある店達には、その時は気づけないでいました。
それでも、まず一つ目、美容院を見付けたわ。
案外近くにありました(笑)
休日は観葉植物以外何もケアしないという、けれども美しい黒髪の持ち主のマダムと、休日は車のエンジンオイルで手を真っ黒にするという16歳年下のご主人のお二人で保つ、小さなお店。
他のテクニシャンは全員、女性。
男性のご主人は、何も言わなくても(そして自分の手が空いていても)、マダムと私の時間には立ち寄って来ませんでした。
その心遣いが嬉しくて・・・。
不思議ね、男性である彼の繊細さがひとつ目の捜し物の決め手です。
マダムのブローに首筋をくすぐられながら、ゆうは思ったの。
素敵だわ、一つ目。
二つ目の捜し物は、マダムのご紹介でした。
「駐車場が広いのは当然!
あのひと、車が動かなくなったらいつでもどこでも直そうとするから、開けるわ潜るわで広くないと全然駄目なのよ。」
あのお直し屋さんは良いですよ、革が気が利いてるから・・・。
となりでご主人がそっと呟きました。
主人の靴をお預けする時、そしてうっかりと自分のヒールを傷つけてしまった時。
張り替える革の種類が充実している事、そして何より扱いに慣れている方に主人の革靴を預ける事は、私にとって注意したい大切な事です。
初めての入店のプレゼントにと、手製で革製のシューホーンをプレゼントして頂いて思いました。
ほんとうに嬉しいわ、ここが、二つ目。
三つ目は、案の定主人が探し当ててくれました。
待ちきれなかったの?(笑)
お値段ではなく相性として、好きなワインに出会いたい私達。
しかも私達は自分勝手な事に(笑)たった今はイタリアワインが旬なのです。
でもまだ品揃えは少ないようで、だからちょっとした宝探しの気分・・・。
主人の「今回の発見」はとっても美味しかった。
楽しいわ、そしてありがとう、三つ目です。
でも、実に長く掛かったのは、四つ目の捜し物。
三ヶ月も見付からずに居たのよ。
とても好きで大切な事なのに・・・。
(優しく、続きます。
そして暫く執筆に集中したいので、コメントは偶数更新分ごとに募集します。
ごめんなさいね、皆様のご理解を、どうぞ宜しくお願いします。)