【灯台】
まるでこの世の果てみたいな 不幸がいくつも重なって 倒れこんでしまっても 立ち上がる力と 抜け出す勇気を 貴方に 与えてあげたい 頭痛には頭痛薬を 発熱には解熱剤を そんな決まった方法はないから 更に苦しめる原因に なってしまうかも知れないけれど 私の手が見えますか? 私の目が見えますか? 手を伸ばして 瞳をそらさないでいてくれますか… 大きなため息も 諦めたような笑いも この心を締め付けるけど 乗り越えるための 準備ならば それも 耐えて待っているから 私の声が聞こえる? 私の愛が聞こえる? 前を向いて 力強く歩き出してくれますか… まるでこの世の果てみたいな 不幸がいくつも重なって 倒れこんでしまっても 立ち上がる力と 抜け出す勇気を 貴方に 与えてあげたい
【悩み雲】
この雲は どこに行くんだろう・・・ 何も言わず ただ風に身をまかせ ゆっくり 時にはやく 何を求めているのだろう 青い空には決して染まらず 白い雲は 離れたり くっついたり 小さくなったり 大きくなったり そんな高い所からなにを見てるの? 下は汚い?それともまだ綺麗? どうして君は そこにいるの? どうして私は ここにいるの? 私の心は汚い?それともまだ綺麗? こんな低い目線で なにが見えるの? 不満や不安は大きくなって 深くなって いろんな人と出会ったり 別れたり 周りの色には すぐに染まりそうになって 何を求めているのだろう ゆっくり ときに焦り 何も言えず ただ時に身をまかせ この私は どこに行くんだろう・・・ ねぇ どこに行きたいんだろうね?
【MO・DO・RU】
叫びたい 大空翔けて 僕はここにいるよと 気にしてるようで 気にされてない毎日 こんなたくさんの 鼓動と場所を共にしたら 自分の鼓動が聞こえない
どうして進化が 緑を減らすのだろう どうして僕らは 自然を遠ざけるのだろう
自然は眼鏡じゃない 取り外してなんとか生きれるほど 便利なものじゃない 自然は僕らの胴体 頭だけ切り取って 生きていられたことがある?
増えすぎた頭でっかちの僕らは 地球が吐き出す毒物の一種かと 見間違う…見間違う…違わない? 神様なんて信じないけど ヒーローなんていないけど 悪べきものは絶やされる
気づいて・・・気づいて・・・ 体の中に満ちてくる悪の気配を
戻ろう・・・戻ろう・・・ 間違った道を元の場所まで
僕らは “生きてる”んじゃない 生かされて生きている 生かされてることを忘れたら その先は闇・・・
気づいて・・・気づいて・・・ 体の中に満ちてくる悪の気配を 戻ろう・・・戻ろう・・・ 間違った道を元の場所まで
僕らは 美しき 地球の子
こんな夢を見た・・・・vol.1
学校の修学旅行のような感じ。
たくさんの生徒の中に混じって
特定の仲のいい人と一緒に旅館へ歩いていく
途中渡る橋の上から
海を見ていると
縦に一本すぅーーっと立っている
糸のような雲が見える
隣にいた知り合いが
「あ、地震雲じゃん!」
といったのをうけて
それをよく見つめた私が
「しかも震源地はこの真下だよ!」
そう言ってから数秒しないうちに
本当に大きな地震が襲ってくる
みんな混乱と恐怖の中で叫んでいる
その場で揺れに耐えるもの
逃げまどう者
旅館のすぐそばにたっている
煙突のようなものは倒れて
隣の建物にぶつかっていた
やっと揺れが収まり
比較的何もない場所で揺れに耐えていた私は
無事でいられた
ひどい揺れだったなぁ
と思いながら
さっきの地震雲を見に行くと
すぅーっと薄くなり最後は
ぽっと薄い紙が燃えるような光景を残して
消えていった
まるで陰陽師が操る「式神」みたいだな・・・
と思いながら見ていた
ニュースでは
震度5だったと報道されていた。
【命の蝶】
どこまで追いかけたら 届くのでしょう 飛んで 飛んで・・・ 張り巡らされた罠も 綺麗な景色も 今の私には区別がつかない 祈るのはただ 見失わずに追うことができるようにと 願うのはただ 頑張れば追いつくという結果があること 暗闇の中でも 私が光れば 振り返って気づいてくれるだろうかと スピードの落ちるリスクを負っても 力の限り輝き続けましょう 悲しみの池の上を飛びました 優しさの森を飛び抜けました 喜びの花畑を飛び過ぎました 怒りの山さえも飛び越えました どんな辛さも厭わないのです ただ 追いつくために 私は今日も飛ぶのです 追いついたらどうなるか気になりますか? 私はソレを追い越すことができません 追いついたら・・・ 追いついたら私は飛べなくなるでしょう そっと土の上に舞い降りて 息絶えて 動かなくなるでしょう 誰かに体を引きちぎられて 私が私じゃなくなる時がくるかもしれません それをアナタは「死」と呼ぶのでしょうが そんな私は可哀想ですか? 私はすべてを乗り越えて 追いついた時が 終わりのトキだとしても それを悲しいとは思いません そんなことはいいのです 私はまだそんな先のことを考えるよりも 見失わないように がむしゃらに飛び続けることに 必死なのです 飛んで 飛んで 飛んで 飛んで・・・・