フレディ・マーキュリーの伝記映画、 The Untold Story を観ました。
フレディのお母さん、仲がとても良かった妹さん、いとこをはじめ、もちろんブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、仕事仲間、オペラ歌手モンセラ・カバリエ、生涯たったひとり愛した女性メアリー・オースティン、そして最後の恋人ジム・ハットン…
彼らの口からフレディの総てが語られます。

フレディの生まれたザンジバルはとっても美しい景色の島でした。(けど妹は「汚くて臭い」と言ってましたww)
8歳から親元を離れてインドの寄宿学校で8年間学びます。フレディの自由な発想とユニークな行動は、この学校の堅苦しい校風への反発だと元同級生が分析してました。
革命で家族はイギリスに転居、そしてフレディは美術学校に入学、そこで描いたみごとな作品の数々が映し出されました。きっとアートの世界でも有名になったと思います。

クイーンの前身となったバンドの元ヴォーカリストが、「私はすばらしいことをしたよ。バンドを脱退したんだ。それがなかったらクイーンは生まれなかったんだからね」とニコニコしながら得意げに語ってました。

学校の課外活動程度のバンド時代、フレディがマイクスタンドを振り回しながら歌っていると、たまたまマイクスタンドの真ん中の継ぎ目が離れ、半分になってしまったそうです。ローディーもいなかったので、そのままフレディは歌い続けました。それが短いマイクスタンドの始まりになったみたいです。

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売れない時代のフレディを支えた恋人メアリーは、今でも若々しいですが、当時の写真はとても美人さんでした。6年間一緒に暮らしていたそうです。フレディの人柄の奥深さ、繊細さ、何もかもを愛していたそうです。二人の生活は、フレディがゲイに目覚めたことを告白して終わりましたが、友人として一生そばにいてくれました。ゲイであることをも、包み込んでくれたのです。メアリーは今も、フレディの遺した美術品と美しい庭を守りながら、フレディの家に住んでいます。

フレディのパーティーの様子を収めたビデオが残っていました。みんなが楽しむ様子を何より喜んだ彼は、はちゃめちゃなパーティをたびたび開いてます。映像は仮装パーティーのものでしたが、まるでフェリーニの映画のように、幻想的で芸術的でした。ちょっとR指定っぽかったですが…。

モンセラ・カバリエが思ったより太ってなかったので驚きでした。とっても気のいいおばさんぽくって、気取ってないのがステキでした。フレディとの1年間は何より楽しくてすばらしい思い出だと言ってました。特に、初めて会った夜、コンサートが終わって1時から6時まで、フレディとピアノで歌い明かした思い出を楽しそうに話してました。その日の録音テープが残ってます。フレディと競演した「バルセロナ」は圧巻でした。





真の恋人ジムがとっても穏やかで優しそうでした。フレディの「僕は帰る場所を見つけた」という言葉が何よりもジムとの幸せな日々を物語っていると思います。

フレディ自身が語るシーンが印象的でした。それと、衣装のデザイナーさんも。

とにかく一見の価値ありです。
今までフレディがハンサムだと思ったことはありませんでしたが、だんだんカッコよく見えてきました。
ちょっとこれからYOU TUBEで、クイーンのPVの旅をしてきます音譜


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