リトルマーチンやDXMもいいけど「本物」のマーチンもほしい!ということでヤフオクを物色していて探し当てました。オールマホガニーのD-15です。
 価格は5万ちょっと、というだけあって、外観はかなり古め。「つや消し」フィニッシュのはずなのに、ひじ・ひざの辺りにはかなりテカリがあります。スリキズはかなりいっぱいあるけど、木部に影響のありそうな深い傷はありません。

 このギターの特徴は、何と言っても「低音」の魅力です。最初のチューニングで6弦を合わせている時から、モノが違う、という響きをしていました。
 全体的な音色にも、甘く優しく、という個性があります。
 逆に言うと、ストロークで弾いてしまうと、やたら低音が出すぎてしまい、コータローさんの曲のように、高温でメロディーを重ねていくタイプの曲には不向きかな、とも思います。

 見かけが見かけなので、「なんちゃってビンテージギター」と位置づけて弾いています。ローポジション中心の曲にはピッタリです。泣けてくるほど合います。

 難点はチューニングがやや不安定なのと、ハイポジションの弾きづらさ、あと原因は不明ですが、気まぐれで音がにごることがあります。コータローさんの曲を練習するときは、CGDGBDのしっとり系の曲用に使っています。

 なかなか弾きこなすのは難しいギターです。音がにごる原因は、サドルにあったのかもしれません。「オールマホ」が売りのこのギター、サドルもマホ?なのかかなり弦圧に負けてけずれてしまっておりました。初めてサドルをはずしてけずってみました。明らかに音質はクリアになりましたが、まだ変わりそうです。サドルごと牛コツに変えてみようとも思います。

 私の所有するギターの中では、一番の「暴れん坊」です。お店で新品で売られていたなら「不良品かよ!」と言われてしまうかも・・・でも、この低音は魅力なんです。手放せないな・・・

練習曲 約束、First Love、そして僕は途方に暮れる、渚、Chiristmas Roseなど
大青洋のブログ
大青洋のブログ
大青洋のブログ