ブログをご覧くださりありがとうございます。

介護の日本語の日本語教師 藤波あずみです。

 

介護の資格、介護の経験はないけど、

「介護の日本語」「介護福祉士国家試験対策」

を教えられますか?

 

技能実習生に「介護」分野が追加されたことで、

そんな疑問をお持ちの日本語教師の方々が

いらっしゃるようですね。

 

結論から言って、

介護の資格や経験はなくても、

「介護の日本語」は教えられると思います。

 

でも、資格や経験があったほうが

知っていることも多いので、

教えやすいことは間違いないです。

 

私は「介護職員初任者研修」の資格を取りましたが、

やはりこの時勉強したことが、かなり活かされています。

 

ただ、施設で働いた経験はないので、

実際に施設で働いている外国人のみなさんに教えるときは

施設ではどうやっているか確認しています。

 

施設では利用者さんに合わせて

介助の仕方は違うけど、

国家試験の問題だったら、これが答え

という風に教える必要があります。

 

技能実習生に介護の日本語を教えるのであれば、

実際の介護技術は専門の先生が教えてくださるので、

日本語教師としてできることは

 

・この場面ではどんな声掛けをするのがいいか

・動作をしながら、声掛けができるか

・報告、相談を自分の言葉でできるか

というところに注意するといいのではないかと思っています。

 

事前に介助場面のyoutbeを見てみるのもいいと思います。

 

膨大な語彙を覚えなければならないので、

そこは日本語教師の腕の見せ所かもしれませんね。

 

それから、国家試験対策だったら、

かなりの勉強は必要だと思います。

 

ただ国家試験の過去問を解いて、

正解を確認するだけなら誰でもできると思います。

 

問題を解く中で

学習者が混乱しているのはどこなのか

 

例えば

介護保険と年金が混乱している!とか

障害者と高齢者のサービスが整理できていない!とか

 

を見つけて、口答で確認できたりするまでには

少し時間がかかるかもしれませんね。

 

私はこういう試験向きの人間ではないので、

時間がかかりました。

 

でもできないからこそ、

混乱しやすいポイントがわかるのかも

しれませんね。。。

 

それから、国家試験の文は難しいですから、

簡単な日本語でいうとどういう意味なのかを

説明してもらうのも、

ある程度の日本語レベルの方には

有効だと思います。

 

ざっくりとですが、

介護の日本語、国家試験対策を

経験がない日本語教師が教えられるのか

について書いてみました。