録画してあったドラマ10
内容知らずに夫婦で観ました
家族だから愛したんじゃなくて
愛したのが家族だった
去年BSで放送されたものを
地上波用に短縮版に編集した
ものとなってるようです
主演は今注目の大驀進中の
河合優実さんです
日藝で演技を勉強しただけ有り
実力は感じていましたが
関西弁がめっちゃうまい〜
見始めてまずそこに感謝
違和感無く軽く演じてくれて
よほど体に入れて練習して
くれたんでしょうねー
詳しい内容は割愛しますが
主人公の弟はダウン症です
実際にダウン症である方が
弟役で出演されています
正直、こんなにも台詞を覚えて
台本通りの動きをしていく
重要な役どころを演じる役者を
出来る事にも驚きました
これは本当に励みになります
その一方で知的障がいとしては
重症度が低いからだろうね、
誰でもじゃないわよね、とか
思ったのも否めないです…
自分の孫②ちゃんの未来への
希望と懸念と複雑な気持ちが
交錯する一話でした
皮肉にも主人公である姉の話が
（うちにとっては孫①ちゃん）
リアルな気がしています
弟と居たコンビニでバッタリと
付き合い出した彼とその兄に
出会うんです
弟は優しいコンビニ店長の
見守りにより一人で幾つかの
買い物が出来るようになり
心配して後をつけた姉は
その姿に大喜びしてる最中
彼氏は驚き戸惑いながらも
自分の兄に彼女を紹介します
彼の兄は高級外車を自慢気に
乗るプライド高い系
で
障がいの有る子が弟の彼女の
きょうだいだと知って思わず
眉をしかめて早々にその場を
後にするよう促します
予測してた展開といいますか
主人公は彼から別れのLINEを
後で受け取ります
弟さんを支える自信がない
クラス一軍？の同級生達も
含みを持たせた笑いをして
（フフ…あんたのところは）
可哀想な…家庭だったよね
あら、詳しい内容は割愛と
書いたのに説明しちゃって
この2つのシーンを夫婦で見て
実話だけに想像がついて…
ちょっと黙ってしまいました
彼氏も彼氏の兄も特別ヒドイと
思いませんし、同級生たちも
乏しい想像からの価値観では
そう思うのもあるでしょうね
自分の知らないことは
ちゃんと知ろうとしなければ
知らないままですから。。。
知りたくない、関わりたくない
関係ない、それを咎めることは
誰にも出来ないことです
それでも、その子も家族達も
幸せになりたいと願っている
あなた達と何ら変わりません
同じ世界に生きています
無理に関わらなくて良いけど
傷つけて良い訳では無いです
それでも主人公はめげません
常に凛々しく堂々としています
恥ずべき事では無い大事な家族と
いつも通りに明るく笑い合い
過ごしています
可哀想では無い！と同級生たちに
キッパリ言い返しも出来ます
しかし父親は既に亡くなっており
整体院で働いていた母親が倒れ
命を取り留めたものの後遺症で
母親は車椅子生活となりました♿
倒れたのをすぐに発見したのは
ダウン症の弟でしたが
必死で助けを求め、姉を呼ぶ姿が
めちゃくちゃ印象的でした
この役者さん（名前知らない
）
こうして差別を受ける役なのに
役が終わった後でもハイ終わりで
切り替えられる社会では無いかも
だからこそ訴えかけられるものが
有るなぁと思いました
高校生の主人公はこの先を
どう生きるのでしょうか
祖母役で美保純さん出てますが
どことなくファンキー
私も祖母としてヒントが何か
貰えるかしらね？？？
面倒な婆さんだったりして？
この先の展開が気になります
といっても原作者でエッセイを
書いた岸田奈美さんが作家と
して（大学客員教授としても）
活躍されている結果を知っていて
母親である岸田ひろ美さんも
リハビリ中から心理学を学び
講師やコンサルティングなど
病に負けず仕事をしてられると
知っています。
とてもお美しい方です
そのお母さんのエッセイも
少し読んでみましたが
早く亡くなられたご主人の
生き方、言葉が大きな力になり
子供2人を育てられたのだなと。
全体にテンポが良くてジメッと
してない良質なドラマなのです
関西弁がそうさせてるのかな
是非見てほしいなと思います
ついでに神戸行きたい