さくらんぼ



医療法人の定款変更認可申請の依頼はホームページからきました。

最初は、

「病院を増やしたいがどうしたらいいの?」

というご相談でしたが、調べてみると定款を変更しなければいけない、

ということがわかりました。


株式会社などの定款と異なり、医療法人の定款は、

運営する病院の所在地をすべて記載しなければいけない為

いちいち定款を変更して認可を受ける必要がありました ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


書類の提出先は都道府県庁です。

でも、実際に提出するのは管轄の保健所です。
何度も何度も書類の擦り合わせをするのは県庁です。

保健所はただ受け取るだけでした・・・(^_^;)


僕も、はじめは株式会社の定款変更と同程度の仕事内容だと

安易に考えていたので、最後は司法書士さんに登記をお願いするにしても

簡単な書類で終わりだろうと思っていましたが、トンでもありませんでした!え゛!


医療法人の定款変更とは、

医療法人を設立することと同じくらいの

書類の提出が必要でした!( ̄□ ̄;)ガビーン


ためしに、何人かの司法書士さんに「医療法人の定款変更」の料金を尋ねたところ

みなさんピンキリで、よくわからない様子でした。

けっこうレアな案件なんですね。



僕はよくわからず、ものすごい安価な報酬額で受けてしまいましたが、

終わった後に仕事量で考えると、

25万円~35万円くらいはもらってもよい内容でした354354


最初、県庁に
「定款変更認可申請の必要書類を教えてください」

とお願いしたところ、

「ではFAXで送ります」

と言われ、FAXで一覧表を送ってきてくれましたが、

そのあまりの多さ、わけのわからなさに愕然としました ヘ(゚◇、゚)ノ ほぇ~???

定款変更認可申請の必要書類としては、

1.申請書

2.新旧条文対照表

3.事由書

4.社員総会議事録(写し)

5.工事契約書の類

6.出資申込書の類

7.これから開設する病院の概要

8.役員就任承諾書の類

9.管理者就任承諾書

  履歴書

  印鑑証明書

  医師免許証(写し)

10.法人の予想財産目録

11.法人の事業計画書

12.予算書

13.土地・建物の全部事項証明書

14.不動産賃貸借契約書(写し)

15.法人の履歴事項全部証明書

   印鑑証明書

16.現在の定款と新定款(案)

17.直近の決算書

18.運営状況および職員の状況がわかる資料

19.理事長の原本証明

20.医療法人の概要



他にもイレギュラーがあると、追加書類が発生します。

一番大変だったのが、予算書でした。


とにかくかなりタフな案件でしたあせる

しかし、おかげさまでとてもよい勉強になりました。

医療法人の新規設立の方法についてもよくわかりました にひひ


がんばったおかげで、定款変更が終わった後もひとつ依頼をもらい、

プラマイゼロくらいで終わったような気がします。


かなりプレッシャーを感じる仕事でしたが、

僕も行政書士として、少し成長できた気がします (*^.^*)


依頼人の院長先生から最初に言われた言葉で印象深かったのが

「顧問の税理士から、行政書士って使えない人が多いって聞いてるけど

 あなた大丈夫?」

でした。


内心、(なんじゃと~!? ((-_-))ゴゴゴ・・・)と思いましたが、

「はい、全力を尽くします」

と答えました。


仕事が終わって、いただいた言葉が

「あなた仕事できるんだね。驚いたよ」

でした。


何と言われようが、しっかり仕事をこなせば評価はついてきます。

お互いがんばりましょう (*^.^*) グッド!

                          ( • ̀ω•́ )行政書士をなめたらあかんぜよ


ちなみに、定款を打ち直す必要があったため、

当の医療法人を設立したというその税理士さんに電話をかけて

「現行定款のデータを送っていただけないでしょうか」

とお願いしたところ

「パソコンが壊れてしまったからデータは無いよ」

と冷たく言われました。


本当かどうかわかりませんが、

仮に本当だとしても、データを無くしてしまうのもどうかと思います ルパン三世


いただいた仕事をしっかりこなす

それが評価となり次の仕事につながるのだと思いました。

医療法人の定款変更認可申請でした チーズ




40歳の行政書士ドタバタ開業日記
  カメラを向けると目をそらす (・ε・)