行政書士受験勉強2年目時代、僕は模試を1年に4回受けました。
6月と7月、そして10月に2回。
すべてWセミナーです。
1,2回目はまだ時期も早いので、基準点には届きませんでしたが
まだ期間もあったので、それほど深くは考えていませんでした。
まあ、間違ったところをしっかり覚えていけば、いずれなんとかなるだろう、
くらいの感覚でした。
がしかし、本番一か月前の10月の第二週に受けた模試でも、
まったく基準点に届かなかったのです・・・・Σ(゚д゚;) ガビ~ン
もちろん模試は本試験よりも難しく作られていることは承知ですが
気分的にもそういうことでは納得できません。
これはまずい、どうしてだ?何が悪いんだ?と、かなりあせりました
そして、6月に受けた模試の間違った箇所を久しぶりにやり直してみて、さらに驚きました。
な、なんと、同じところをまた間違っていたのです!
模試の後、あれだけ間違ったところを復習して覚えたはずだったのに・・・・
それは、「覚えたつもり」になっていただけだったことがわかったのです。
新しい問題に手を出しすぎていて、復習が足りなかった・・・
要するに、単純に反復が不足していたんですね。
僕は人より記憶力がよくありません。
それなのに単純な反復作業を怠っていたことに最後の最後で気が付きました。
本番までは、残りあと1か月しかありません。
悩み考えた末、昔高校受験や大学受験の時に試したことのある
「リング式暗記カード」を使うことにしました。
100円均一で大量に買い込んできて、
今までの過去問・模試・答練などで間違ったところや出題されそうなところを
片っ端から書き込んでいきました。
これです↓
民法・行政法・商法・地方自治法・一般知識などに分類し、
さらに民法も
「覚えたもの」
「覚えたけどややあいまいなもの」
「覚えてないもの」
「記述式対策」
などに分類してリングでとめました。
そしてひたすらこの単語カードを反復することに努めました。
出勤中、仕事の隙間時間、ご飯を食べながら、トイレに入りながら、寝る前・・・
やってみると自分で作った「肢別問題集」のような感じになりました。
よかったのは、1枚1枚手でめくること。 これが非常によかったんですね。
人間の記憶はただ何かを読んでるだけではなかなか定着しません。
「あっ、そうか!」という「!(びっくり)」体験が重要なんですね。
驚いたり感心したことはすぐに記憶が定着します。
この「1枚1枚手でめくる」作業が脳に適度な刺激となりました。
むりやり自分で「へ~」「ほ~」などとオーバーアクションで感心しながらめくりました( ̄▽+ ̄*)
この効果はめちゃくちゃ早く出ました。
10月第4週に行われた最後の模試で、なんと基準点超えの200点をあげることができました。
嬉しさの余り、そのままこのリング式暗記カード法を継続し、
本番直前にはカード枚数は1000枚くらいになったでしょうか。
だいたい1枚で条文ひとつ書きますから、条文1000個くらいは覚えたことになりそうです。
合格できたのは、まさにこの「リング式暗記カード」のおかげです。
ですが、始めたのが遅すぎたため、本番3日前は頭に詰め込みすぎた結果
オーバーヒート気味で頭がボーッとなってしまい、何も頭に入らず
気分転換に一日マンガを読んですごす羽目になりました・・・・ヽ((◎д◎ ))ゝウ~ン
(ちなみに元気がでるようにと「ワンピース」を読んでました)
ですので、勉強されているみなさんは、もう今から少しずつ作られることを
お薦めします。
人間結果が出ないと、目新しいことに目が移りやすいものですが、
単純な反復作業をどれだけこなせるか・・・・
それが勝利の秘訣かと思います。
試験まであと200日を切ったそうです。
がんばってください。